弟の顔して笑うのはもう、やめる

57巻まで配信中
作品のあらすじ

「おはよう 早く死んでね お姫様」今日もまた差出人不明の嫌がらせメールで美羽ちゃんの朝は始まる。おそらく西条先輩の痛いファンからだろう。西条先輩は高校生にして人気小説家。美羽ちゃんと西条先輩は、美羽ちゃんの弟の蒼介の紹介で付き合い始めた。だけど蒼介は、西条先輩に美羽ちゃんを紹介した事を後悔しているみたい。美羽ちゃんたち家族がウチの隣に引越してきた三歳の時からずっと蒼介ひとすじの私には、正直美羽ちゃんの存在は邪魔で、彼氏が出来たって聞いた時はホッとした。これで蒼介を自分だけの物に出来ると思ったから。なのに蒼介は相変わらずで、身体を重ねても私の名前は呼んでくれない。蒼介はいつも、誰の事を見てるの…※この作品は【危険恋愛M】vol.64でもお読みになれます。

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価格:100pt

あらすじ
今日、私はなんでここに来てしまったんだろう。わからない、何もかも。わかってるのは蒼介、私もあんたも最低だって事。
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あらすじ
始発の時間。電車が来るのが遠くに見える。この電車に蒼介とふたり乗って、どこまでも行けたら…。それを願う時点で、私は…。
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あらすじ
誕生日の約束の反故を謝る為だけに直接会いに来る様な彼女が、早朝こんな電話をしてくる。彼女が今普通じゃないのは明らかで、こんな風に取り乱すのは蒼介が絡んだ時で――。耳鳴り、動悸、冷たくなる指先。その一方で、どこまでも冷静な自分がいる。
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あらすじ
こんなに惨めで苦しい思いをしても、このひとを手離せない。諦めることに慣れきった僕が、生まれて初めて心から欲しいと望んだひとだから。
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あらすじ
力強く守ってもらいたくて(なのに結局独りが前提の思考で)、ずっとそばにいてもらいたくて(独りでも生きて行ける進路を選んで)、無償の愛に満たされた今の「家族」の温かい円の中が彼女の安心(だから)彼女は絶対に蒼介の手は取れない。蒼介、もう彼女を待つのはやめろ。
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あらすじ
美羽さんを犯す夢を見て目覚めた。夢の中で、彼女は何回も「やめて」と懇願したのに、僕はやめなかった。こんな朝、もう何度目だろう。いつか僕は、本当に美羽さんを傷付けるかもしれない。
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あらすじ
下腹部が痛い。この痛みは西条くんの心の痛みだ。自分のせいで西条くんを西条くんでなくしてしまった。いつも遅い。気付くのが。
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あらすじ
西条くんは「行く」って言ってくれたけど、やっぱり一人で行くべきだろうか。迷ったけれど彼は「せめて見届けたいから」と着いて来てくれた。「見届ける」って、どういう意味…?西条くんは困ったように笑う。
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あらすじ
ここは昔と変わらない。あの日の暗く美しい夏の風景が今も目の前に広がっている。せっかく来たのに足が進まない。どんどん萎縮していく。
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あらすじ
美羽さんの拒絶反応。眠れない夜。襖の向こうには彼女がいるのに、その距離を限りなく遠く感じる。午後23:20、突然の着信。…蒼介からの。

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