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アプサラス

アプサラス

8完結!

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作品のあらすじ
翔の持っている賽を見た兆治は、それが賭博の女神・アプサラスの名を冠した幻のサイコロであることに気がついた。その賽を持つ者には女神が微笑むという伝説を知っていた兆治は、翔にチンチロリンを指南。翔に確かな運があることを確認する。そして兆治は、シンちゃんの父親を助けるため、翔を連れて賭博場「CLUB CUBE」に乗り込んだ。イカサマ師たちが渦巻く鉄火場で、翔と兆治の正義のための闘いが始まる!!
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    ●あらすじ/17年前、託児所の前に男の子が捨てられていた。その小さな手に握られていたのは、二の目に一匹の虎が坐る古びた賽(さい)。遥か昔のインドで祈りをこめて造られた、摩訶不思議な象牙の賽である。現在高校生になった翔は、放課後、託児所「ニコニコ園」で働いている。ある日、そのニコニコ園で小さなトラブルがあった。園に通っている子・シンちゃんの母親が迎えにこないのだ。聞けば父親がギャンブルにはまり、返済のため母親が懸命に働いているらしい。そのギャンブルは、サイコロ賭博のチンチロリン。孫のミナコからその話を聞いた
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    ●あらすじ/「ニコニコ園」に弁当を配達している「ぽっかぽっか亭」の主人・勘一が、翔に「金が必要なんだ。明日のレースの目、教えてくれ」と泣きついてきた。聞けば、競艇で400万円も遣ってしまったという。定期預金と保険を解約、弁当の材料費を使い込み、さらにはサラ金にまで手を出してしまったらしい。だがその裏には、知り合いを装って近づき、うまい話で金を巻き上げる詐欺師のコーチ屋の存在があった。翔と兆治は、その男を叩きつぶすべく、競艇場に乗り込んでいく(第9話、第10話)。●本巻の特徴/インチキコーチ屋をこらしめた翔
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    ●あらすじ/松浦フードサービスの社長・松浦真吾がニコニコ園にやってきた。現在ニコニコ園が入っているビルを本社屋にするため、退去してほしいらしく、移転候補地を用意して話し合いに来たのだ。松浦が提示した移転候補地は、広くきれいで、家賃も安い。ニコニコ園にとっては願ってもない好条件だが、園長の太郎は首を縦に振らない。翔を捨てた親がいずれ彼を連れ戻しにやって来るかもしれない。その時にこの場がなかったら、翔と実の親は会えなくなってしまうというのが理由だった。だが松浦は引き下がらない。それには秘められたわけがあった(
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    ●あらすじ/日本中の名のある博打打ちたちが一堂に会する大がかりな賭場「大花会」が、いよいよ始まる。ここに集まった曲者たちの中には、翔以外にもう1人、アプサラスを持つ者がいるらしい。お響が胴師(親)となって始まった「手本引き」の一本目は、さして荒れもしない静かな展開で終了した。だが翔は、自分に語りかけてくる、もうひとつのアプサラスの存在を強く感じる……(第30話)。●本巻の特徴/どんどんと熱くなっていく大花会。しかしその途中で、兆治は翔にアプサラスを持つ者ではなく、イカサマをしている者を捜すよう命じる。四年
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    ●あらすじ/もうひとつのアプサラス「イーグル」を持つ王鋭剣と、互いのアプサラスを賭けて、二つのサイコロの目を当てる「賽本引き」の勝負をする翔。1本目、2本目は一発で当てたものの、3本目になって翔は急に張ることができなくなってしまった。これまで翔に目を教えてきた天竺賽の声が聞こえなくなってしまったのだ。翔は何も張らないまま、ツボを開けるよう頼む。これで王の張った札が当たっていたら、アプサラスタイガーは王のものだ。皆が固唾を呑むなか、ツボが開けられる。するとサイコロはツボの中で重なっていた。この場合、目は成立
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    ●あらすじ/アプサラスタイガーの所有権を賭けて、七人の曲者たちと対戦中の翔。最初の三人を敗り、四人目の相手は家電のディスカウントショップの社長・カッパだ。アジアの某国で行われる彼との対決は「競馬のサカヘコ」。普通の競馬とは逆に、お互い選んだ1頭のうち、どちらがより遅いかを当てるものだ。だが対象となるレースには、既にカッパが工作していた。それに気づいた翔は…!?(第50話)。●本巻の特徴/カッパとの勝負に勝った翔は、次にドス金と勝負するため福岡へ。ところがドス金と対立する組との抗争が激化し、勝負はおあずけに
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    ●あらすじ/これまでに六人の曲者たちを退けてきた翔。最後の対決は響子との、豪華客船内に作られたカジノでの3日間に及ぶ勝負だ。現在ルーレットで対戦中の二人だが、翔の手持ちのチップは響子のわずか1000分の1。この絶体絶命の場面から、翔に起死回生はなるのか…!?(第60話)。 ●本巻の特徴/手持ちのチップを響子の10分の1まで挽回した翔は、バカラで最後の勝負をする。この対決にも勝った翔は、アプサラスタイガーを取り戻した。だがタイガーを狙う王鋭剣の攻撃は、ますます執拗になる。そんな時、翔の前に謎めいた少年が現れ
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    ●あらすじ/母がいるという島へ渡るため、童児と共に命を賭けた勝負をすることになった翔。その勝負は砂浜に置いたカニが、左右どちらに歩きだすかを当てるという単純なものだった。この勝負に敗れた方は、拳銃で頭を撃ち抜かれてしまう。だが翔は、自分も童児も死ぬことなく、島へ渡れると確信していた。この勝負の結果は…!?(第70話)●本巻の特徴/遂に島へ渡った翔は、この島に身を寄せた3年前からずっと眠ったままだった母と再会を果たす。そして翔の願いが通じて、奇跡的に意識を取り戻した母。だがそこへ王鋭剣の一団が乗り込んできた