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球魂

球魂

16完結!

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作品のあらすじ
廃れまくった玉磨(たまみがき)温泉。隣町彩華との決着をつけるべく玉磨温泉高校卓球部が立ちあがった!! 天才卓球少年スグルは玉磨の救世主となるのか!!
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    かつて温泉街として栄えた玉磨温泉村は、過疎化の波にさらされていた。村長である父親の手紙によりドイツ留学から帰国した明彦は、故郷・玉磨温泉村のさびれぶりに愕然とする。そんな彼に父は、村の活力を取り戻すため、卓球選手となることを命じる。明くる朝、早速明彦は玉磨温泉高校卓球部の部室に顔を出すが…。
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    スグルの出現、喜六の玉磨校コーチ就任に危機感を抱いた彩華校の堂本監督は、中国から「鉛の打球」の異名をとった天才選手・鄭龍飛を留学生として招く。通訳と共に彩華の練習所に現れた鄭は、部員たちに歓迎されていないことを見て取る。おもむろにラケットを取り出し、台に着いて部員たちを兆発する鄭は…。
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    玉磨温泉高校の2勝0敗で迎えた団体戦第1回戦、スグルと明彦のダブルスが遂にデビューを果たす。公式戦は初めての明彦だが、対戦相手の死角を突くスマッシュが次々と決まり、大差のリードを奪う。その様子を見ていた鄭は、険しい表情をしてウォーミングアップに出てゆく。一見、地味に見えるスグルのプレーが、緻密な計算によって試合を制していることを見て取ったのだ…。
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    団体戦2回戦、シングルの試合を連取した玉磨温泉高校は、切り札・スグルと明彦のダブルス戦で荒本高校を圧倒。荒本高の石黒・氷室組にほとんど卓球をさせないまま第1セットを完封する。負けると後がない荒本高は、エース・石黒の意地に望みをかけるが…。2回戦を突破した玉磨高だが、部長の細川はついに出番なし。ほとんど補欠と変わらない状態に憤慨した細川は…。
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    団体戦準決勝・梅沢戦を、スグルなしのオーダーで臨んだ玉磨温泉高は、シングルの橘と鎌田が梅沢高に2連敗…。しかし、ダブルスで部長の細川と橘の即席コンビが大活躍! 細川が磨き上げた「大仏サーブ究極奥義」で多田仁兄弟を打ち破る。続く鮫島も勝ち、2対2に。ラストは梅沢の最終兵器・蝶本。すべては細川にのしかかる…。
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    彩華VS玉磨の団体戦決勝、玉磨の先鋒を務めるキャプテン・細川は、彩華・竹崎を相手に1セット取り返す。勢い付く玉磨ベンチ。だが、彩華の堂本監督は竹崎の頬を殴り、正気を取り戻させる。そして迎えた第3セット、細川と竹崎の意地が、真っ向からぶつかり合う! 彩華と玉磨の戦いは続き、遂に彩華の鄭龍飛がダブルス戦に姿を現す…。
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    お互いの意地をかけた、玉磨VS彩華の団体戦3回戦。ダブルスに登場した彩華の秘密兵器・鄭だったが、パートナー・竹崎と息が合わず第1セットを橘・細川組に先取される。ところが続く第2セット、鄭がサポートに徹した途端、竹崎に返ってくる打球は全てドンピシャの絶好球に。格の違いを悟った竹崎は、今度は自分がサポート役に回り…。
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    全国大会出場を賭け白熱するスグルと鄭の試合。玉磨を確実に勝利に導くため、手堅い卓球をしてくるスグルに、鄭は「この腰抜けが!」とイライラが爆発。スグルを完膚なきまでに叩きのめそうとする。みるみるリードを広げられ、窮地に陥ったスグル。しかし、このピンチにスグルは練習を重ねてきた必殺のブラインドを見せ、反撃を開始する。
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    県大会出場を賭け白熱するスグルと鄭の試合。ゲームカウント1対1で迎えた最終セットは、20対19とスグルのリードでいよいよマッチポイントを迎えた。ここで鄭が見せた完璧なバックスマッシュを、スグルは見事に打ち返す。遂に熱戦に終止符が打たれ、玉磨は勝利を収めた! 悲願の打倒彩華を果たした玉磨温泉高校は…。
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    蜂地高との対戦となった群馬県大会1回戦。玉磨はまずスグルが、蜂地高の3年生・碇と対戦する。しかし玉磨はジッちゃんの指示により、各自が禁じ手を決められていた。スグルはスマッシュ、鮫島はバック、鎌田はカットのみで戦わねばならず、明彦は敵の打球が自分のふとももから下に落ちるまで球に触れることを禁じられ、細川は必殺の大仏サーブを禁止されて…。