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バシリスの娘

バシリスの娘

4完結!

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作品のあらすじ
大正時代、名馬バシリスをめぐる悲恋の物語。それは時を経て現代に、彫刻家の卵・朱夏(しゅか)と青年実業家・流都(りゅうと)のドラマチックな恋として甦る。
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    1925年。翠川子爵の駿馬・バシリスは気難しく、子爵の使用人の娘・もみじしか乗りこなせない。もみじは、いつしか子爵の甥・淡と愛し合うように・・・。だが、子爵は、もみじを妾にしようとする。阻止するため、バシリスを駆る炎。だが途中で落馬し、命を落とす。そして時は流れ・・・。愛のネオ・ロマネスク、第1巻。
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    流都に惹かれ始めた朱夏。だが、志方と過ごしてきた8年間のことを流都に知られたくないと、朱夏は思い悩む。そんなある日、彼女は流都の呼び出しで、ホテル・バシリスに向かう。そこで流都から見せられたものは、朱夏が志方と愛人関係だったという暴露記事で・・・。愛のネオ・ロマネスク、第2巻。
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    流都の冷酷さに恐怖を覚えた朱夏は、彼のもとを離れ、酒に溺れる志方の所へ、介護のために戻る。そんな彼女の前に、志方を師とあおぐ流都の甥・一馬が現れた。翠川家の人間である一馬に対して警戒心を抱く朱夏。だが、純粋で積極的な彼に、突然同居を申し込まれて・・・。愛のネオ・ロマネスク、第3巻。
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    反対意見が出たにもかかわらず、流都によるホテル・バシリスのパリ出店計画が強引に決定する。一方、事故により右手に障害をもつようになってしまった一馬と朱夏が共同で手がける、ネオ・バシリス像がついに完成した。シンボル像の選者が2人に及ぼす影響は・・・。愛のネオ・ロマネスク、完結巻。