軽音部の片隅でひっそり音源を作っていた鹿嶋（かしま）ミナミ。目立つことは苦手、でも音楽への情熱は何気にすごい、そんな彼はうっかり髪の色を明るくしすぎてしまった始業式の日も、誰もいない部室でひとり録音していた。その様子を軽音部、いや、学校中のスターである近藤（こんどう）先輩に聴かれてしまったことで、ミナミの運命は激変することに…青くておかしくて時々スケベなバンド内恋愛が今、始まる！！

ヘタレ気味天才肌下級生×軽音部のキラキラ王子様のバンド内恋愛、第二話！！　ミナミに対するキタ先輩のバンドボーカルへの誘いは過熱する一方！　仲間に会わせたり、友達の出分（でぶ）くんを巻きこんだり…熱い誘いは嬉しくないわけじゃないけど、ミナミにはある過去があって自分の声に自信が持てなくて…！？

「俺、何されたんや、今…」過去へのわだかまりを捨て、キタ先輩の前で思いっきり歌ったら感激した先輩にキスされてしまったミナミ。胸騒ぎが止まらない中でキタ先輩はバンド仲間たちにミナミの実力を認めさせていき、文化祭を目指してついにバンドが始動する。そんな中、ミナミはキタ先輩の過剰なスキンシップが自分だけに向けられていたわけではないと知り…！！　初めてのときめきと嫉妬が交錯する第3巻！！

キタ先輩が仕掛けた即席ライブで大失敗してしまったミナミは熱を出して学校を休んでいた。先輩の以前のバンド仲間である「角（かど）先輩」のライブ映像を見てますます凹み、バンドへの意欲自体失いかけていたところへキタ先輩が現れる。連れていかれたのはなんと、角先輩のライブ…！！　スキンシップ過多なキタ先輩と角先輩の関係も気になる第４巻♪

ふたりきりのライブデートの後、恋人並みの密着感でひっつくようになったキタ先輩。「俺ら、両想いなんやな」と問いかけられた夜を思い出し、その時は音楽の面で両想いだと思ってうなずいてしまったミナミは、「恋愛の意味での両想いなん？」と戸惑いながらも、その心地よさにどこか安心してしまって…そんな中、本番前のミニライブの開催が急きょ知らされた。フロントマンとしての覚悟を持ち始めたミナミは、ライブを成功させることができるのか！？　そしてキタ先輩との恋になりそうでならない関係に進展は…！？　決意と轟音の第5話！！

ライブ後の興奮のままにキタ先輩を押し倒したミナミ。童貞ゆえの焦燥のままに試行錯誤しまくるが、戸惑いつつも欲しい気持ちが高まってるのはキタも同じで…ついに完結、思春期の恋と焦燥！！