将来について迷っているあまり売れていない小説家の左右介は、10年ぶりに帰った故郷で高校の同級生・礼人と再会する。バンドのボーカルで、いつも自信にあふれ、かっこよかった礼人。その礼人の家に居候することになった左右介。だがそんな礼人もバンドと社会人としての生活に不満を抱えていた。そんなある晩、酔った礼人は「俺のこと好きなくせに」と左右介に迫る――。社会人バンドマン×売れない小説家の再会ロマンス！

故郷に戻ってきた左右介は幼なじみの礼人に迫られ、セックスしてしまう。礼人の真意がはかれないまま礼人の家に同居することになるが――。

今も時々礼人を苦しめる悪夢。それは暴力で支配する父親の言いなりで、なにもできなかった無力な高校時代――。自分は父親とは違う、と思い続けていた礼人だったが、左右介に対してひどい言葉を投げつけてしまう。

高校時代、勉強ができてスポーツ万能、バンドのボーカルをしていた礼人は左右介のあこがれだった。そんなある日礼人にデビューの話が舞い込んで――！？

「本当はもう、二度と会いたくなかった」上京してデビューはしたが、その後うまくいかなかった礼人。それに比べ、自分の道を着実に歩んでいく左右介。ついに礼人は隠していた自分の弱さをさらけだす――。

バンドの仲間にも頭を下げ、もう一度やり直すことを決意した礼人は左右介に話があると言う。「俺とやり直してほしいんだけど」礼人の言葉に左右介は…… ！？　お互いの夢に憧れた幼なじみの再会ラブ、ついに完結！！