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私の中で淫魔が囁く

私の中で淫魔が囁く

4完結!

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作品のあらすじ
それは朝の風景、満員電車にゆられて会社に向かう、お兄さまと私。その電車の中で私は痴漢に遭い、身体をまさぐられる。それに気付いたお兄さまは私を助けるどころか、痴漢と一緒に――…。このところ毎朝、こんな夢を見て目が覚める。だけどそんな事はあり得ない。だってお兄さまは、一年前から昏睡状態なのだから――…。私たち兄妹は早くに両親を亡くし、お兄さまは若くして祖父の会社を継いだ。そしてある日突然倒れ意識不明に。それ以来ずっと、再びお兄さまの目が覚めるようにと神に祈り続けている。だけど祈りは届かない。もしお兄さまを目覚めさせてくれるのなら、悪魔でもいい――…。※この作品は『私の中で淫魔が疼く』の改訂版です。
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    それは朝の風景、満員電車にゆられて会社に向かう、お兄さまと私。その電車の中で私は痴漢に遭い、身体をまさぐられる。それに気付いたお兄さまは私を助けるどころか、痴漢と一緒に――…。このところ毎朝、こんな夢を見て目が覚める。だけどそんな事はあり得ない。だってお兄さまは、一年前から昏睡状態なのだから――…。私たち兄妹は早くに両親を亡くし、お兄さまは若くして祖父の会社を継いだ。そしてある日突然倒れ意識不明に。それ以来ずっと、再びお兄さまの目が覚めるようにと神に祈り続けている。だけど祈りは届かない。もしお兄さまを目覚めさせてくれるのなら、悪魔でもいい――…。※この作品は『私の中で淫魔が疼く』の改訂版です。
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    「オレと性交しろ」命じられるまま、夢の中の男にいいようにされてしまう私。しかも自分の口から「犯して…」と…。こんなのおかしい、こんなの私じゃない…!この男は一体何者なの!?その疑問に男は答えて言う。「オレは淫魔。オマエの祈りはオレに届いた」
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    これはお兄さまのため。私がこの身を淫魔に差し出し、いやらしく弄ばれる事でお兄さまの意識が覚めるのなら――…。そう言い訳するように、淫魔との性交に耽る私。そんな私に会社の人が「夢魔」の存在について話しかけてきた。まさか気づいているの?もしもこのことが周囲の人に知られたら…!
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    お兄さまが目覚めた。それは待ち望んでいた瞬間だった筈なのに、全身で喜べない自分がいる。私は身体だけじゃなく、心まで犯されてしまったの?淫魔と離れたくない、このまま時が止まればいいと思うのは罪なの?ずっと淫魔といたいと思うのは、許されないことなの…?