いぶきは元気で明るい性格の女の子。 でも、産まれたときから病弱で、外の環境の変化に耐えられず病院の外に一度も出たことがない。 そんないぶきの心の支えは大好きな絵を描くことだった。 ある日、いぶきが病室から抜け出すと上から下まで漆黒のカラスのようなキレイな少年に出会って… 病院で絵を描くことしか知らない少女と死神が出会い。 魂を揺さぶる旅がいま、はじまる。

いぶきの初めての友達になった恵里菜は、悪霊と化してしまった。恵里菜を救うために、いぶきに残酷な選択が突きつけられる。 さらに天界のルールを破った13号には、死神の最高機関「十冥仙」の魔の手が迫る・・・！ 運命にあらがう少女と死神、2人の逃避行の行方は・・・？ 待望の第2巻！

オーロラを目指すいぶきとサン。その2人を追う十冥仙。 追っ手の猛追から逃れる中、いぶきがこの世にとどまることができる時間に限りがあることが判明する。2人の残された唯一の選択は「世界樹」を通り抜け、北海道へ最短ルートで駆け抜けること。 ただそこは、全ての命を吸い取る攻略不可能な道で・・・ 運命にあらがう2人はオーロラを見ることができるのか。そして2人の絆の行方は・・・ 儚く美しい愛と命の物語、感動のフィナーレ！