「その少女は大切なものを守る為、愛も怨念もその身に宿す」幼い頃に両親を亡くした夜戸理は小さいながら村の社で働き、ひとり強く生きていた。そんな彼女が父親のように慕う、龍神様。そして龍神様の血を引く帝の息子・豊吉津。彼らとの出会いをきっかけに夜戸理はその身体に怨念を宿すことになり──!?神々の想いと怨念をめぐる哀しみと優しさの物語、開幕。

「優しさも恐怖も全て呑め。大切なものを失わぬために」神々を乱す怨念を呑み集める事となった夜戸里。事の解決のため豊吉津たちと旅に出た道中、自らの意志で怨念の鏡を抱き都へと進む神・咲鈴と出会うが、彼女の怨念に触れた夜戸里の身体にはある変化が――!?そして一行は怨念の鏡を利用し、神々を脅かす元凶となる存在に気付き始める…！神々をも巻き込んだ怨念と過去の痕跡を辿る旅、少女はまた一つ歩を進める。