とある村の食堂・雛菊亭の看板娘・エルッカは、村はずれの森にある「魔王塚」に妹のノーラと訪れた際、近所にはいないはずの魔獣に襲われてしまう。そんな彼女たちを救ったのは、魔王塚に封じられていた伝説の魔王・マオだった。マオによれば、自分は魔王ではなく「最後の魔法使い」で、百年に渡って閉じ込められていたという。失われた魔法を巡って、マオとエルッカの冒険が始まる…!!　新鋭による異色ファンタジー！　オビには「金田一少年の事件簿」のさとうふみや先生の推薦コメント掲載！

元気娘・エルッカと失われた魔法使い・マオの新感覚ファンタジー第２巻！　ヘスオンの手の者を撃退した二人だが、エルッカは雛菊亭に帰るなり熱を出して寝込んでしまう。そこで彼女が見た夢は、100年前、マオとユリアナの出会いを再現したものだった。ユリアナへのマオの思いを理解したエルッカ…。しかし、平和な日々は長く続かず、次の刺客がヘスオンから送り込まれる。刺客の名は狂戦士グレンとアリス。人工魔法を扱うグレンの刃がエルッカとマオを襲う！　勝敗の行方は!?

失われた魔法を使う魔法使い・マオと、魔法剣士として覚醒したエルッカに、ヘスオンの総帥・ノアの刺客たちが次々と襲いかかる…！！そんな中、エルッカはマオへの強い思いに初めて気づかされることになる。しかし、マオの心の中には最愛の人・ユリアナの姿が…。エルッカの想いはマオに届くのか、そしてマオとノアの愛憎が交錯する戦いの決着は…！？「魔法って何？」の新感覚ファンタジー巨編、堂々の完結編！！