「食べられたっていいです――ずっとここにいてくれるなら」
春の来ない村にたった1人で暮らすシロタは、
ある吹雪の日、怪我を負った獣人・ハイジと、
彼の連れている3人の子どもに出会う。
村の掟で「獣人に近づいてはいけない」と教えられていたシロタだったが、
目の前の困っている人を放っておけず、
怪我が治るまでと家に招き入れることに。
可愛くて素直な子どもたちと、優しくて紳士的なハイジ。
4人と過ごす時間はシロタの心を癒し、そして欲深くしていく…。
美味しいご飯、快適な暮らし、
満月の夜の“発情”の相手。
いずれは遠くへ行くというハイジを引き留めるため、
シロタは「なんでも」しようとするが…。
【スパダリ王族獣人×贄の血を引く青年】
穏やかな日々と切なさが交差する、ファンタジーBL。