コロッセオで名を馳せる、剣闘士の少女がいた。その名も「不敗の剣」ラムネ。ラムネは奴隷として買われたが、馬車の事故によって思いがけず自由の身になった。少女は、世界を見て、学んで、人の優しさに触れて、生きていく。しかし、ラムネは「普通」を知らない。人を斬ってはいけないことも、人を殺してはいけないことも――。

レニー卿の腕を斬り落としたことにより、ラクトアスの街に敷かれた『金髪単眼の女』包囲網。謎の男・スノウと共に街の脱出を目指すラムネは、「指輪騎士」と剣を交える。その一方で、同年代の少女・テオと出会い芽生えた、ラムネの新たな感情は……。血みどろの戦いと、束の間の幸せが、交差する!! 「普通」を知らない少女による、剣戟ファンタジー第２巻！

ラクトアスの街で、同年代の少女であるテオと出会い、初めて「ともだち」ができたラムネ。その一方で、レニー卿の腕を斬り落とした罪から逃れる為、スノウと共に街からの脱出を目指していた。ラクトアス最強の指輪騎士・ラウディ卿すらも切り伏せたラムネだったが、直後に血みどろの姿をテオに見られてしまって──。 正反対な2人が育んだ、不器用で美しい友情の行く末とは。そして、スノウとラムネの逃避行の向かう先は。 「普通」を知らない少女による、剣戟ファンタジー第３巻！

積み荷を汚した事で、港を治めるアリン公の怒りを買い、投獄されてしまったラムネ。牢屋では敵だったはずの海賊がラムネに「たすけ」を求めた。スノウに一度救出されるも、ラムネが出した答えは牢屋に戻って海賊を「たすける」こと。しかし、その決断は「ともだち」だったはずのジャックとの殺し合いに繋がってしまって──。 「普通」を知らない少女による、剣戟ファンタジー第４巻！