『宇宙家族カールビンソン』『まんがサイエンス』などの漫画作品のみならず、『新世紀エヴァンゲリオン』の使徒デザインでも知られる、あさりよしとおが描くドタバタ・コメディ作品！　中学生・鈴木六文（ろくもん）の家に突然居候を始めた地獄の姫・瑠玖羽（通称・るく）と上級悪魔・ブブ。彼等の目的は人間界の“世直し”だという。更に悪魔を監視するために現れた天使ヨフィエルとルミエルが介入し、鈴木家はいつも大騒ぎ!?

地獄の姫君・瑠玖羽（通称・るく）と上級悪魔・ブブ、そして黒猫姿の父親と暮らすはめになった中学生・鈴木六文（ろくもん）。本人の苦労も知らず、るくとの同居を羨ましがる六文の同級生多数。中でも、健全な変態の南足（きたまくら）の攻勢は激しい。ゆっくり弁当も食えない状況に陥り、仕方なく南足達を家に招いた六文。そこには、るくが腕をふるった特別地獄料理が並べられていて……!?　ドタバタ・コメディー第2巻！

梵提寺（ぼんていじ）の和尚・凌貫（りょうかん）は、その枯れた風体からは想像もつかないほどの生臭坊主。天使ヨフィエルに憑依されるが、煩悩の強さで天使を封じ込めてしまうほど。そんな凌貫の前に一人の男が現われた。その名は、逸窮（いっきゅう）。20年前に凌貫に敗れ、世界各地へ修行に出ていた自称・ライバルだが、今回も凌貫に敗れ去る！　再びのリベンジを果たす為、なんと逸窮は、るくに弟子入りを懇願し……!?

六文（ろくもん）の同級生・南足（きたまくら）は写真部に属し、るくの盗撮写真を部室中に貼っている、堂々とした健全なる変態。そして、同じく写真部部員の佐池（さいけ）。「アイコラは芸術」という信念を持つ、やや内向的な変態。るくが写真に興味をもったことから、嫌々ながら六文は、写真部に入部することになる。そして、家にあった父親のカメラを使って撮影を楽しむるく。しかし、六文が部室で現像してみると……!?

ことあるごとにハルマゲドン（善と悪の戦い）をショボいレベルで、るく達に挑んで来た天使ヨフィエル。そして、るくに一対一の闘いを挑むが、圧倒的な力の差を見せつけられ敗退……。しかし、天使の力が通じなくても勝てる事に気付いたヨフィエル。それは、科学技術によって造られた近代兵器を使用するというものだった。そして、威容を誇る姿を現わした兵器とは……!?　鬼才・あさりよしとおが描くドタバタ・コメディー第5巻！

天使ヨフィエルが天界に援軍を要請した際に現われたペロは、天使なのか悪魔なのかも判らない謎の存在。だが、そのスタイル抜群の女性姿に、六文（ろくもん）や数（かずえ）をドギマギさせること多数あり。梵提寺で生活していたが、ヨフィエルが天界へ戻ると、彼女も寺を出て、行方不明に……。ペロが姿を消して暫く後、ある噂が小学生の間に流れる。それは、給食を残して帰ると「鬼女」が出るというもので……!?

六文（ろくもん）の写真部仲間・南足（きたまくら）の様子がおかしい。どうやら悩み事がありそうだ。そういえば、幼馴染みの数（かずえ）の様子も……。そんな時、六文の前にアイツが現われた。トレンチコートにソフト帽、お決まりのスタイルで、自らを「正しい悪魔」と称するタンだ。友人2人がおかしくなったのはタンの所為だと詰め寄る六文に、タンは「不安や孤独で人間は悪魔を望まない」と言う。では、いったい何が……!?

ある日の帰宅途中、六文（ろくもん）は、超ドジっ娘に遭遇する。彼女がドブに落ちたため、仕方なく家に連れ帰り面倒をみることに。娘の名は、荘司しげみ。神を深く信仰するメガネ少女だが、その信仰心は、やや狂信の域に達しているようで……。さすがに悪魔の近くに置いてはマズイと思った六文は、苦し紛れに天使ルミエルの元にしげみを連れて行くが……!?　六文とるくの修学旅行編も楽しめる、ドタバタ・コメディー第8巻！

天界から戻ってからの天使ヨフィエルの様子がおかしい。どうやら、天界でミカエルと出会った時に何かをつかんでしまったらしい……。確信を得る為に、六文（ろくもん）の幼馴染み・数（かずえ）に乗り移ったヨフィエルは、事あるごとにるくの行動を探ろうとするが、その度に鍋を食べたり、餅をついたり、鮟鱇のつるし切りをしたりと、珍妙なイベントに巻きこまれてしまう！　業を煮やしたヨフィエルだったが……!?

大天使ミカエルは既に降臨し、天使ヨフィエルを監視していた。それに対し、ヨフィエルは、ミカエルの言動に疑問を持ち始める……。そして、文化祭で姿を現したミカエルは、あろうことか、るくと全く同じ姿だった！　2人のるくの出現は、鈴木六文（ろくもん）の世界に何をもたらすのか!?　悪魔の居候たちが繰り広げる人間界の“世直し”、ついに完了！　そして、さようなら悪魔の居候!! その時、六文たち人間は……!?