風雲急を告げる幕末の京都の町。勤王と佐幕の争乱のなか、治安維持にあたる「壬生浪士隊」。水戸出身である芹沢鴨らの横暴な振る舞いに、武州出身である近藤勇らに芹沢を斬るように命令が下る。そして、芹沢らを斬った「壬生浪士隊」は朝廷より正規の隊名が命名され、「新選組」の本格的な活躍がはじまった!!　己の誠に人生を捧げ武士道を貫いた男たちの生き様を、巨匠さいとう・たかをがリアルに描く本格派時代劇!!

「池田屋」において倒幕を目論む過激派の企てを壊滅させ、一躍世の中に名をとどろかせた「新選組」は、新たに伊東甲子太郎を参謀に加えその勢いを増していった。しかしその後、伊東は藤堂平助や斎藤一ら十数人を引き連れて「新選組」を離れる。坂本竜馬暗殺、七条油小路の死闘など「新選組」に暗雲がたちこめるなか、鳥羽伏見の戦いが始まった!!　激しく時代が動いた幕末を、早足で駆け抜けた若い剣豪たちの迎えた最期とは…!?