吾郎はどんな危ない仕事もまるで恐怖を感じていないかのように平気でこなすスタントマン。ある日の仕事の帰り道、信じられないことに空から降ってきた犬をキャッチ。恩を感じたのか、付いてきて離れない犬を家に連れて帰り、ポチと名付ける。しかしポチにはとんでもない秘密があって…!?

ある日、仕事の現場で謎の男から「逆さまの虹が出るまでポチをよろしく」と頼まれた吾郎。その日、部屋から消えたポチを必死に探す中、家族を亡くした交通事故を思い出す。それ以来、家族を作る気になれなかった吾郎だが、いつの間にかポチが大事な存在になっていたことに気づく。そんな吾郎の前に、かつて結婚を誓った相手が…？

一度は姿を消したが、吾郎のもとへちょっとだけ大人になって戻ってきたポチ。ポチはもう犬の姿にはならないと言う。機を同じくして、吾郎は元婚約者の藍と再会し、ヨリを戻すことになる。吾郎が藍と会っている間に、ポチは偶然真っ暗になった部屋でパニックに陥る。ポチが暗闇を怖がるのには深い理由がありそうで…。明らかになるポチの秘密、そして吾郎が下す決断は…？