愛しい少女よ……君とともに期る人生の道を歩む。燃えつきよ……蒼い炎……わたしの愛！　鈴香の13歳の誕生日。大好きな家族に囲まれ、幸せいっぱいの誕生日のはずだったが、悲劇は起こった。突然乱入してきた男たちによって、一家は鈴香の目の前で惨殺される。男たちが残した「例のもの」、「会長」、そして「堂方」という謎の言葉とともに意識を失う鈴香。辛くも一命をとりとめた鈴香は、身の安全のため、世間では死んだこととして報道されていた。「どうせ名なしの死人なら、あたしたちと同じ苦しみを味わわせてやる！」。復讐を決意し...

少女・鈴香から、殺人犯であり華麗なる男装の麗人パトリシア・ベルへ…。堂方、藤代、松平と順調に復讐を遂げてきた鈴香であったが、あと一歩のところで美保を取り逃がしてしまう。そして美保より放たれた殺し屋の巧妙な罠によって、拉致されてしまった鈴香。美保、そして謎の黒幕・会長の罠を間一髪かいくぐった鈴香の前に立ちはだかったのは、かつての恋人であり、今は殺人犯・パトリシア・ベル＝鈴香を追う雅也であった。逃げ切ったかに思えたその矢先、会長の手先が隠れ家の別荘に爆薬を仕掛けていた。壮絶な衝撃！　鈴香をかばう雅也。...

運命の歯車は、ゆっくりと動き始めた！　会長の息子・神道忍の罠にはまり、彼の弟として忍のいいなりに動かざるを得なくなった鈴香。宿敵・神道家の次男として、人形として、復讐を遂げるために苦渋をなめる日々を送る鈴香。彼女の前に、ついに雅也が鈴香の目の前に現れた。お互い愛という感情を押さえ込む２人。あの頃の日々にはもう戻れない…。そんな中、鈴香が神道家の正式な後継者となることが決定した。なぜ鈴香が…。詰め寄る鈴香に、神道忍は衝撃の事実を語り始めた。後継者としてのマスコミ発表は正月。鈴香が下した決断とは？　物...