logo

banner

ポーの一族

ポーの一族

5完結!

応援メッセージ1
作品のあらすじ
青い霧に閉ざされたバラ咲く村にバンパネラの一族が住んでいる。血とバラのエッセンス、そして愛する人間をひそかに仲間に加えながら、彼らは永遠の時を生きるのだ。その一族にエドガーとメリーベルという兄妹がいた。19世紀のある日、2人はアランという名の少年に出会う…。時を超えて語り継がれるバンパネラたちの美しき伝説。少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作。
もっと見る
  • こののあらすじを見る ▼
    1880年ごろ、とある海辺の街をポーツネル男爵一家が訪れた。ロンドンから来たとい う彼らのことはすぐに市内で評判になった。男爵夫妻とその子供たち、エドガーとメリー ベル兄妹の4人は田舎町には似つかわしくない気品をただよわせていたのだ。彼らを見た ものはまるで一枚の完璧な絵を見るような感慨にとらわれた。実は、その美しさは時の流 れから外れた魔性の美。彼らは人の生血を吸うバンパネラ「ポーの一族」であった。市の 外れに家を借りた一家は、人間のふりをしながら一族に迎え入れるべき者を探し始めた。 そして
  • こののあらすじを見る ▼
    霧の深い夜、幼いエドガーと乳飲み子のメリーベル兄妹は森の中に置き去りにされた。そ んなふたりを見つけたのはスコッティの村を望む高台の館に住む老ハンナ・ポーだった。 館に引き取られたふたりはハンナに育てられ、7年がすぎた。ある日11歳のエドガーは 村の子供たちと、村人が死体の胸に木の杭を打ち込むのを目撃する。村にはバンパネラの 伝説があり、迷信深い村人たちがバンパネラ退治を行っていたのだ。おびえるエドガーに ハンナはバンパネラなどいないとなだめる。しばらくしてハンナの館をフランク・ポーツ ネル男
  • こののあらすじを見る ▼
    1959年、スイスのガブリエルスイスギムナジウム(高等中学)にふたりの転入生があ った。イギリスからやってきた彼らはエドガーとアラン。川の中洲に建てられた学校の中 で寄宿生活を送る生徒たちにとって、ふたりはその印象的な容姿を抜きにしても興味をそ そられる存在だった。中でも正義感が強くおせっかいなキリアンは、遠方からの転入生の 面倒をみるのは当然の義務と考えていた。しかし、正体が露見すれば人々からバンパネラ として狩られることになるふたりにとって、たとえ好意からとはいえ、彼は危険な存在で あった
  • こののあらすじを見る ▼
    1820年、エドガーは馬車の事故により瀕死の重傷を負う。彼を救ったのはその地方の 領主、ヘンリー・エヴァンズ伯爵だった。手当てを受け、命を取り留めたエドガー。だが 彼は、名前以外の記憶を全て失っていた。エドガーに亡き妻の面影を重ねた伯爵は、彼を 館で養生させることにした。伯爵にはエドガーに興味を持つもうひとつの理由があった。 先々代の伯爵オズワルドが、「エドガー及びメリーベルと名のるものがエヴァンズ家の子 孫の前に現れた場合は彼らの身分・国籍・年齢いっさいにかかわらずエヴァンズ家の資産 すべて
  • こののあらすじを見る ▼
    ピカデリーサーカスのリージェント通りへ向かっていたエドガーとアランは、そこで殺人 事件に遭遇した。訪ねて行った先のアパートで人が殺されていたのだ。そしてアパートの 主ポリスター卿は行方不明になっていた。実はポリスター卿もまた、人々からバンパネラ として忌み嫌われるポーの一族の者。引き取って育てていたリリアを一族に迎え入れるた めに、今は場所がわからなくなったポーの村の場所と、一族の長老キングポーの行方を捜 していたのだ。ポーツネル男爵夫妻を失ったためにポーの村に帰れなくなっていたエドガ ーは、