「ゆるキャラの中には、温かい記憶が入っていました」。 勝ち組人生を歩いてきた主人公・幸男。絶縁状態だった父の危篤で、久しぶりに実家に戻った幸男はそこでかつて夢で見た不思議な生き物、ポポチの着ぐるみを発見する。父と素顔で会いづらい幸男は着ぐるみを来て病院へと向かうが…。 ゆるキャラを通じて繋がる父子の想い、失われた時間が少しずつ紡がれていく。優しい記憶を巡る感動物語!!

僕はいつも誰かに救われていた… 傘を差しだしてくれるポポチがいた。 白熱するご当地キャラ大会。ゆるキャラ・ポポチの“中の人”になった幸男は奇跡的に勝ち上がり、その都度ポポチを通して父の愛の深さを知っていく――。ポポチに託した父の夢とは？そして幸男がついに見つけた“しあわせ”の意味とは――!?笑顔と涙が溢れる完結巻!!