フツーの中学生の弥には、やることなすこと極端で意味不明な同級生の龍次という親友がいた。そして弥には龍次に伝えたいのに伝えられない「事実」があって…。

龍次は美少女の周が進学する高校に、自分も行くと言い張るが…。今一つ恋がなんだかわからない弥が暴走気味の龍次を心配しているうちに、学校ではある「噂」が広まり始めていて…。

「噂」の存在に困った弥が、人目を避けて龍次と相談するのに選んだ場所は、体育館裏の旧用具室。そこもまた別の「噂」のある場所だったが…。

とんでもない「噂」が拡散してしまった中、周には好きな男の子がいることを知った弥は龍次のことを心配していた。恋を知ったり知り始めたり、右往左往する中学生たちは…。

恋はいつだって突然。弥も学校である女の子と出会って以来、彼女のことが気になりっぱなしになり、龍次のことを心配している段ではなくなった。そんな弥の変化に、龍次も気づいて…。

弥と波田野が通う塾に、なんと龍次が通い始めることに！　そのうえ足が遅い波田野に龍次が走り方を教えることになったりして、波田野への距離を少しずつ縮めていた弥にはお構いなく、龍次が波田野に急速接近!!　弥、どうするの？

弥が初めて好きになった女の子、波田野が何故か龍次と急接近！　しかも波田野は龍次のことを「好きになっちゃった!!」なんて言うから、もう無理…。龍次が波田野と行ったカラオケでいったい何があったの？　弥は龍次に訊くけれど…。

波田野さんのことが好きなはずが、波田野さんに急接近している龍次にドキドキしてしまう弥は、自分の気持ちが何なのかわからない。もしかして、この気持ちって…!?

自分は龍次のことが好き!?　考えれば考えるほどそう思えてくる弥の前に、同性を好きな先輩？が現れて、弥にアドバイス！　一方龍次は龍次で、ある男の子のことが気になって仕方がない様子…。

弥、龍次、そして宇田川のどうにも不器用な、これは三角関係!?　幼稚園の頃から始まった誤解と純な思いの行方は…。