1990年代後半、ビッグコミックスピリッツ増刊で究極の植物ホラーと銘打たれた連載があった。しかしその漫画『くさかんむり』は３話だけ掲載されたが続きを見ることはなかった……。2011年の今、期待の新鋭の手によって『くさかんむり』が新たな形で甦る時が来た……！藤井結花は一見普通の女性だが、深い人間関係は作ろうとせず、転々としている生活を送っていた。じつは彼女は逃亡者で、植物を操る異能力者“くさかんむり”だった。 その彼女を執拗に狙うのは、動物を使役する闇の能力者集団“けものへん”の男たち。彼らの目的は...

一見普通の女性に見える藤井結花は、じつは逃亡者で、植物を操る異能力者“くさかんむり”。 対するは、異能力を継承する子供を”くさかんむり”に無理やり産ませることが目的の動物を使役する闇の能力者集団“けものへん”の男たち。そして、結花を逃し”けものへん”を裏切るも謎の多い”蟲卦羅”蛇使いの夜刀。友人の謎の死を明らかにしようとする、はぐれ記者の志田。明かされる”くさかんむり”と”けものへん”の忌むべき過去。それぞれの思惑が絡み合い入り乱れ、知られざる暗闘は加速していく…！異能伝奇アクション、激動の第２集！！

逃亡者で、植物を操る異能力者“くさかんむり”こと藤井結花は、 仲間となった雑誌記者の志田と共に、とある僻地の村へ向かった。 そこは、異能力を継承する子供を”くさかんむり”に 無理やり産ませることを目的にした 動物を使役する闇の能力者集団“けものへん”の本拠地と 思われた場所であった。 が、その実態は”異能”を持てなかった老人たちと 一人の少女しか残っていなかった。 しかし、そのたった一人の少女・華月が”くさかんむり”の力に 目覚めることによって事態は急変する。 結花を必要とするどころか抹殺す...