古代超人類の血を引き継ぐ超能力少女・小松崎蘭（こまつざき・らん）の活躍を描いた紅い牙シリーズ。赤ん坊の頃からの５年間を狼に育てられた高校生・小松崎蘭（こまつざき・らん）は、自分が狼少女である事を隠しながら平凡に生きていた。そんなある日、新任の生物教師・寄木冴子（よりき・さえこ）から狼少女である事をバラすと脅された蘭は、彼女の仕事部屋へ連れて行かれ、自分の出生の秘密を知らされるのだが……!?

名門校「聖陵学園」の学生食堂で働く小松崎蘭（こまつざき・らん）は、バードと呼ばれる不良少年・鳥飼修一（とりがい・しゅういち）と親しくなる。そんな時、学園の女王のように振る舞う転校生・ハンナ・ミュランから嫌がらせを受けた蘭は、その直後に何者かのテレパシーによる宣戦布告を感じ取る。そしてハンナのスポーツカーに乗せてもらった小学生・ワタルは、何者かに操られるように蘭に向けて車を暴走させて……!?

雪深い山中で悪の組織・タロンに追われる小松崎蘭（こまつざき・らん）とワタルは、ヘリによる銃撃でワタルと離ればなれになって倒れてしまう。その後、猟師として生きるロシア人青年・イワンとその恋人・真沙子（まさこ）に助けてもらった蘭は、二人のあたたかい看護で歩けるまでに回復する。そしてイワンと村を歩いた蘭は、イワンを見る村人達の異様な雰囲気に気づくのだが……!?

伊豆の孤児院「聖バランタイン・ホーム」で日々を過ごしていた小松崎蘭（こまつざき・らん）とワタル。そんなある日、孤児院の借金を取り立てるヤクザに殴られそうになった神父は、突然現れた青年によって助けられ借金を全額返済される。その青年こそ、死んだはずのバードこと鳥飼修一（とりがい・しゅういち）であり、再会の喜びで彼に抱きついた蘭だったが、バードはすべての記憶を失っていて……!?

王翠学園で進められている謎の計画“プロジェクト・ダブ（ハト計画）”を探るように、桐生仁（きりゅう・じん）から依頼された小松崎蘭（こまつざき・らん）。そしてそこの図書館職員として潜入した蘭は、ある朝、学園を爆走する新撰組の暴走族グループを排除しようとする生徒会長・三好（みよし）と副会長・不破（ふわ）、それに触発される生徒達の雰囲気に異常さを感じるのだが……!?