現代柔侠伝

16巻完結!
作品のあらすじ

“柔侠伝”シリーズでお馴染みのバロン吉元先生の『昭和柔侠伝』に続くシリーズ第3弾。主人公も、柳勘太郎(言うまでもなく、昭和柔侠伝の主人公)の息子で、柳家3代目の柳勘一。この第1巻は、戦後の激動と混乱の時代を、ほがらかに、明るく強く生きる、幼少時代の勘一少年を中心に描かれる。終戦直後の“焼け跡闇市”の時代も、遠いむかしの話であるが、さすがのバロン先生。この作品でも、的確な時代考証と見事なばかりのストーリー展開で、わくわく胸踊らせてくれる。作品自体が長編のため、この第1巻は、“焼け跡闇市”の時代をけなげに生き

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現代柔侠伝   11巻

価格:400pt

あらすじ
戦後の混乱と激動の時代を雄々しく、強く、逞しく成長した柳勘一は、昭和33年のこの年、拓殖大学の柔道部員の一員として、過激で熱く、また濃密な青春時代を送っていた。特に“本業”の柔道では、向かうところ敵なしで、講道館でも“鬼勘”とあだ名されて敬遠されてしまうほど。それでも、全日本大学柔道選手権大会をめざして、獅子奮迅の大活躍なのだが、身のまわりで続出する事件の多さは相変わらず。鉄心会の会長・稲妻聖次を不倶戴天の敵とする滝村と柳勘一との粋で無敵で強烈な男と男の関係。吹雪茜との純愛。そして、遊子との親密で...
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現代柔侠伝   12巻

価格:400pt

あらすじ
講道館からの帰り道、銭湯で思いっきり女風呂の“のぞき”を楽しむ柳勘一。正義感は強いが、結構な女好きというのが、柔道家・柳勘一のもうひとつの姿なのである。とは言え、恒例の秋季紅白試合をめざして…ということもあり、稽古、稽古の明け暮れという厳しい柔道家生活、あまり無茶苦茶なこともできず、禁欲的な寮生活にも、ジッと我慢のコなのであった。それでも、根は陽気で楽天的で熱血漢の柳勘一。世の中の諸悪には、どうにも我慢のならない性格(たち)のようで、たとえ巨大なヤクザ組織が相手でも、いつも厳然と立ち向かうのであっ...
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現代柔侠伝   13巻

価格:400pt

あらすじ
昭和34年12月、九州炭鉱に労働争議が勃発。経営側の1000人の指名解雇に対し、組合側は、無期限ストライキで応じたのだ。石炭から石油エネルギーへの移行が時代の流れとはいえ、働く者達の暮らしや諸権利というものもある。そういうものをあまりないがしろにするわけにもいかないのである。そうして、争議は、ますます過激化、先鋭化し、日常的に「スト破り」などとの対決も求められるようになる。ヤクザの鉄心会もこの争議には、全国から1000人もの応援部隊を動員し、スト破りにも余念がないのであった。一匹オルグの山本さんが...
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現代柔侠伝   14巻

価格:400pt

あらすじ
1960年(昭和35年)は、日米安保と九炭(九州炭鉱)争議で、大揺れに揺れた厳しい1年であった。「諸悪追放に敢然と立ち向かう」正義の人、柳勘一もこの二つの闘争には、積極的に関わるようになる。九炭争議では、労組側を支援し、共に激しく闘う。そのため、スト破りの鉄心会に命を狙われ、瀕死の重傷まで負ってしまう。白色テロルで生死の境をさまよう柳勘一、主人公が不在のまま、この作品も終わってしまうのか。ドキドキ、ハラハラの展開は、ますます本格化してきた様子。一読者としても、絶対に見逃すわけにはいかない日々が続く...
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現代柔侠伝   15巻

価格:400pt

あらすじ
昭和35年(1960年)の6月15日……アイク訪日反対、岸井内閣打倒、新安保阻止のスローガンのもとに、全学連は国会に突入……。その時に、南通用門で一人の女子学生が虐殺された。樺美智子さんである。協同通信社社会部の正社員となった正義の人、柳勘一はその“死の現場”を含めて、いろいろな事柄をつぶさにメモをして、自分なりの戦いに奮闘し、また“次の戦い”にも備えるのであった。暴力団・鉄心会との戦いは完全に宿命のようで、九炭争議でも激しいバトルを繰り広げる。だが、滝村のひきいる人民軍隊も緒戦ほどのはなばなしい...
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現代柔侠伝   16巻

価格:400pt

あらすじ
昭和35年(1960年)の真夏の暑い一日、この日は、九炭争議はじまって以来の大激戦となった……。九労組と第二組合と警官隊と職組と……、また、炭労組と総評その他のオルグと全学連と……。どれが敵でどれが味方か見分けもつかない大乱戦であった。この激しい戦いの最中に、お炭さんは死んでしまう。愛らしく、心優しいパン助の悲しすぎる死であった。そうして、鉄心会をたたきつぶし、稲妻聖次を殺すことだけを考えて生きてきたシブい任侠の人・滝村も、子分の辰と一緒に最後の決着をつけるために、暴力組織の大集会が開かれている市...

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