ヒビキと店長

キャバクラでボーイ兼用心棒として働くヒビキ。その日も迷惑行為をした客を「客じゃねえ。二度とくんなよ」と、かなり強引に追い出していました。そこへ後ろから彼を呼ぶ声が…。声をかけたのは、ヒビキが働いているキャバクラの店長でした。

店長はヒビキよりも身長が高くスラッとしていて、優しそうな好青年に見えます。彼は腕っぷしの強いヒビキをとても頼りにしているようです。ヒビキも店長に頼られるのは、まんざらでもない様子。スキンシップの多い店長に、顔を赤らめていました。

変な液体をかけられて女の子になっちゃった！？

2人で話をしているところへ、さきほどの客がまだ店の前にいると報告を受けるヒビキ。出て行こうとする店長を止めて、外へと向かいます。

店の外に出ると、客がぶつぶつと何か言いながら立っていました。ヒビキが後ろから声をかけると、その客は彼にむかって謎の液体をかけます。そしてヒビキに「怒ったって怖くないぞ。そんな可愛い女のコの姿で」と言うのです。

なんとヒビキは、謎の液体をかけられたことにより、女の子のカラダになってしまったのです！

店長に拾われたヒビキの過去

衝撃の展開に驚いたヒビキは、その場から逃げ出します。自分のカラダはどうなってしまったのか、本当に女の子になってしまったのか。もし男に戻れなかったら…あの店に居られないのではないか。ヒビキは不安に駆られます。

そんな混乱状態のヒビキの元へ、なかなか戻って来ない彼を心配した店長が駆けつけました。近寄るとヒビキを怖がらせないようにしゃがんで、そっと手を差し伸べます。

その光景は、2人が初めて出会ったときと同じものでした。2人が出会ったのは3ヵ月前。上京してすぐ就いたバイト先で、上司とケンカしたヒビキはそのままバイトをクビになってしまいます。

ケガをして動けなくなっていたヒビキは、路地裏で1人座っていました。そこへやってきたのが店長です。行き場を失くしたヒビキの事情を聞いた彼は、自分が経営するお店のボーイ兼用心棒として働かないか？と提案します。

ヒビキはそれを受け入れ、店長のお店で働くことになったのです。

謎の液体は女体化薬だった！？

女の子になったヒビキを見た店長ですが、まったく驚く様子がありません。どうやら、ヒビキが女の子になってしまった原因を知っているようです。

じつはヒビキが客からかけられた謎の液体は、女体化薬という新薬。それをかけられると、性別転換をして女の子になってしまうのです。

店長の話を聞いたヒビキは焦ります。もし、戻ることができなければ、あのお店でボーイとして働けなくなってしまうからです。そこで店長はヒビキに、ある提案をします。

男に戻る方法はセックス！？

店長の提案。それは、ヒビキが女性として働くこと。つまり、キャバ嬢になるということでした。初めは無理！と言っていたヒビキ。実際に接客をしてみると思いのほかうまく事が進み、チップまで貰ってしまいます。

さっそく店長に報告しに行くと、そこには酔っ払い客に絡まれる姿が…！いつものクセで助けに入るヒビキですが、あっさり倒されてしまいます。女の子のヒビキでは、まったく力が通じません。その後、怒った店長の威圧で、客は逃げていきました。

店長は倒れたヒビキをお姫様抱っこして、スタッフルームへと連れていきます。そこでヒビキは改めて自分が、本当に女の子なんだと実感。女の子のままでは店長の力になれない…ヒビキは店長に「やっぱりオレ男に戻りたい」と呟きました。

ヒビキの辛そうな表情を見て、何か決心した店長。「…だったらひとつためしてみる？」と問いかけます。そのままヒビキに近寄ると「きみが男に戻る方法はね。セックスをすること」と言い出しました。

精液を体内に入れることで男に戻れる、という噂があるらしく、彼はそれを試してみようと言うのです。まさかの方法に、驚き固まるヒビキ。
店長はヒビキの背中のジッパーを下ろすと、「なるべく早く終わらせるから」と言って体に触れます。