つまり そういうコト。~カラダは愛に入りますか?~』恋人ではないカラダだけの関係のはずが…

2020/10/1更新

今回ご紹介する作品は、コミックフェスタで配信中の獅山雨為先生が描くTLコミック『つまり そういうコト。~カラダは愛に入りますか?~』です。

主人公の吉高 要(よしたか かなめ)は彼氏に「もう少し軽く遊べる子のほうが良かった」とフラれてしまい、兄の友人である葛見 佳鷹(くずみ よしたか)に相談することに!一方、葛見はセックスした相手に「私のこと好き?」と聞かれても「好きとかじゃないかな」と答えてしまう軽い女性関係を持っていました。

そんな葛見に要が、「中身を見ない体だけの関係とはどのようなものなのか」と尋ねると、葛見は「俺で試してみれば?」と提案してきました。そして2人のセフレとしての関係がはじまるのです…。

それでは、あらすじと共に作品をご紹介していきます。

紹介作品

つまり そういうコト。~カラダは愛に入りますか?~
獅山雨為
アナタに深入りはしない…だってコレはそういう関係だから。

クズな会社員・葛見 佳鷹

「…おかえりお兄ちゃん 今日もジョッキ一杯でそれなの?」吉高 要は家で兄・洋平の帰りを待っていました。洋平は泥酔していて、家についた途端眠ってしまいます。そんな兄を家まで送ってくれたのが、洋平の友人かつ同僚でもある葛見 佳鷹です。葛見はダルそうにしつつも面倒見がよく、洋平が泥酔してしまったときは度々家まで送ってくれていました。

葛見の頬に傷があるのに気付いた要は「そのほっぺお兄ちゃんに引っ掻かれた?」と尋ねます。「セックスしたコに『私のこと好き?』って聞かれたから『好きとかじゃないかな』って答えたら叩かれただけ」と葛見は言いました。葛見の女性関係は顔で選んだりと軽いものだったのです。そんな葛見に対して要は「顔もいいけど女性関係はクズだ……」と思うのでした。

彼氏にフラれてしまって…

葛見は部屋がいつも以上に綺麗であることに気づき、「落ち込むとすぐ掃除に走るよな」と要がとあることで悩んでいることを見抜いてきました。要は思いつめながら「私の顔って『エロい』ですか?」と葛見に尋ねます。すると葛見は「エロいな」と即答しました。それを聞いた要はやけになりビールを飲み始めます。

要は酔っぱらいながら、彼氏にフラれたことを話し始めました。その元彼には「エロい顔してるし期待してたのに」「俺もう少し軽く遊べる子のほうがよくて…」と言われてしまい、おまけに要の趣味である文具集めに関してもインドアすぎて…と全否定されてフラれてしまったのでした…。

俺で試してみれば?

要は酔ったテンションで、葛見に「中身を見ずに体だけってどんな感じですか?」「葛見さんのラフさが羨ましい」とちょっとした暴言を言います。要はセフレとして免疫があれば、今後傷つくことはないのではないかと考えていました。「葛見さんだったら好きになりようがないから最適…」とつぶやく要。

すると葛見は、「…要 俺にキスできんの?」と聞きます。葛見の顔は好みだった要は、即座に答えようとしますが喋る間もなく、葛見のほうからキスをしてきました。

「…俺はその顔好きだし 要がいいなら俺で試してみれば?」と葛見は要に提案します。大学生で友人の妹にこのような提案をする葛見に対して、本当にクズだなと思いながらも要はその提案を受け入れてしまいました。

こうして2人はセフレとなり、ベッドで体を重ね合わせます。葛見とのセックスは体だけの関係が世の中にあるのも納得してしまいそうなほど気持ちよく、「これで心がついてきたらもっとなんだろうか」と思う要なのでした。

葛見の優しい一面に…

要は割り切って都合のいいときだけ会うという付き合いは気楽で、葛見相手だと断ることに特に罪悪感がありませんでした。2人は連絡を取り合い、土曜日の要が行く文具イベントの後に会うことになりました。

そして土曜日。文具イベントの帰りで荷物がいっぱいになった要は家まで葛見に運ぶのを手伝ってもらっていました。要は万年筆に新しいインクを入れながら、インクに付いて熱弁しだします。喋りすぎてふと我にかえった要は「葛見さんは興味ないですよね」と話題を変えようとしました。

すると葛見は要の指を触りながら、「きっちりしてて綺麗好きな要がインクで指先が汚れるのも気にせず楽しそうなのはいいんじゃないの」と言ってくれたのです。その言葉に要は少しときめいてしまうのでした。

他の女性と一緒にいるのを目の当たりにして…

後日、大学の講義を終えた要のもとに兄の洋平から電話がかかってきました。洋平は別の資料を会社に持ってきてしまったので、正しい資料を届けてほしいと言ってきたのです。要は午後の講義は休講だったため、資料を届けに行くことにしました。

要が、洋平の職場へと向かうと葛見を見つけます。「お兄ちゃんと同じ会社だしいて当然だけど…無駄に顔がいいから目についちゃうのかな…」と思ってみているとそこには、他の女性社員と仲良さそうに話している葛見の姿がありました。誰といても同じような顔をしている葛見を見てしまった要は足早に洋平に資料を届け、その場から立ち去ってしまいます。

家へ帰った要は真っ先に部屋を綺麗にして、自分の気持ちを落ち着かせていました。すると葛見から「今日 会社来てた?」とメッセージが届きました。立て続けに「夜 空いてる?」とメッセージを送ってくる葛見。それに対して要は、「忙・し・い・で・す」と断ってしまいます。

他の女性とも自分と同じように接している葛見を思い出してしまった要は「しばらく無理」というメッセージを送ろうとしてしまいます。しかし、「これを送ったら多分何の連絡も来なくなるんだろうなあ」とこのメッセージを送ることを躊躇ってしまうのでした…。

今回ご紹介するのは、ここまでです。
セフレの関係となった要と葛見ですが、時折見せる葛見の優しい一面に要は惹かれていってしまいます。そんな要だからこそ、恋人ではない関係ではありながらも葛見がほかの女性と仲良くしているところを見てしまい、モヤモヤとしてしまいました。
果たして2人の関係はこの後どうなっていくのでしょうか。また、葛見は要のことをどのように思っているのでしょうか。作品の続きが気になる方は、コミックフェスタで配信中の『つまり そういうコト。~カラダは愛に入りますか?~』を是非チェックしてみてください。

『つまり そういうコト。~カラダは愛に入りますか?~』©獅山雨為/宙出版

紹介作品

つまり そういうコト。~カラダは愛に入りますか?~
獅山雨為
アナタに深入りはしない…だってコレはそういう関係だから。
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