クールな教育係の風間さん

チャリティー活動に寄付支援、看護施設でのボランティアなど、大企業の令嬢であり、会長秘書でもあるつぐみは忙しい日々を送っていました。その隣には、身辺警護やもろもろのつぐみの世話をする教育係の風間がいます。風間はアポなしで取材をしてきた記者を、ゴミを見るような目で追い返したりもしていました。

風間は、つぐみに社長令嬢としての心得を日々厳しく教えています。つぐみは、そんな風間の笑った顔を一度も見たことがありませんでした。

一人前の女性

つぐみは、父親から一人前の女性になるまで恋愛禁止と言われています。父親は、恋愛をする前に男を見極める目を養えとつぐみに言い聞かせていました。父親はつぐみに対して少し過保護な所があったのです。

また、父親はつぐみに相談なく、勝手につぐみの仕事の予定を入れることがありました。風間から仕事の話を聞くと、つぐみは「…ごめんなさい、今日はもう仕事の話聞きたくないから…」と言って風間を帰らせます。

「一人前の女性…って何よ」つぐみは自室のベッドに寝そべり、いつまで父親の言いなりになるんだろうと考えてしまいます。「どうせ…一生認めてくれないじゃん…」気持ちがナーバスになってしまったつぐみは、気分を変えるため、ある部屋へと向かいました。

社長令嬢の趣味

「みんなに癒してもらわなくちゃ…！」つぐみが向かった部屋の中には、漫画、アニメなどの二次元グッズが壁一面に並べられていました。恋愛を抑制されて生活を送ったつぐみは、その反動でありとあらゆる恋愛ものを漁りつくし、二次元のヒーロー沼に浸かってしまったのです。

そして、落ち込んだ日や癒されたいときは、恋愛系シチュエーションCDを聞いていました。「ついに解禁しちゃいますか、オトナ向けシチュエーションCD」つぐみは、風間に似ているキャラが出演しているCDを聴くことにします。

風間さんで脳内再生されちゃう…！

「もしかしてこういうことされるの期待してた？」CDのキャラは見た目だけではなく、声まで風間に似ていました。「風間さんで脳内再生されちゃう…！」つぐみは罪悪感を抱きますが、これはこれで悪くないと思います。

（いつも怒られてばっかりだし、妄想の中でくらい優しくされたっていいよね…）つぐみはCDを聞きながら、オナニーを始めました。

風間さんが欲しい…！

「風間さんが欲しい…！」「かしこまりました」つぐみが目を開けると、目の前には本物の風間が立っていました。「風間さんっ、違うのあれは…！」つぐみが釈明しようとすると、風間は「お見受けするに自慰すらままならないご様子…」と言って、つぐみに自慰のやり方を教えようとします。

「いつまでも会長に子供扱いされたままでいいんですか？」風間はつぐみの胸を愛撫し始めました。（―…さっきまで妄想してた風間さんの手で、本当に愛撫されるなんて…）つぐみは風間に触られて、感じてしまいます。

キャラに成り切る風間さん

「か…風間さん、やっぱりこういうのって、よくな…い…」「何を今更…私を求めたのはつぐみさんですよね？」つぐみはCDのキャラと風間が似ていたからだと話します。「私で身が入らないというのなら、やり方を工夫してみましょう」風間はCDのキャラのように髪型を変えて、笑顔を見せました。

つぐみが初めて風間の笑顔を見たことに興奮していると、風間はつぐみの頬に手を当てます。「俺がつぐみの好きなタイプに近づけばいいよね？」風間はCDのキャラに成り切っていたのでした…。