「もう二度と君を離せそうにない」
藤堂家で働いていたという男に捕らえられた小夜。 その男が話す正臣の正体に衝撃を受ける。 「下衆が汚い手でお姫様に触れるな」
駆け付けた正臣に助けられ、安堵したのも束の間。 無事に家に帰った後も、小夜は正臣の正体が 気がかりで仕方がなかった…――。
「真実がどうあれ俺と結婚してくれるか…?」 顔を隠し、小さく震えながらそう言う正臣。 彼は、自らの過去を静かに語り始める…。
大正エロティックラブ、これにて堂々完結。 正臣の一途な想い溢れる描き下ろしも収録。
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2019年6月18日 刊行
「今日から君は俺のものだ」
時は大正。カフェーの女給である小夜は、金目当ての男達により競売に出品されてしまう。
「十倍の額を出すのでその娘、譲って頂きたい」店の常連客・正臣に助けられた小夜。
しかしその代償は、富豪である彼との結婚だった。当然、妻として甘く淫らなことも求められて…――。
「心まで自由にできるとは思わないで下さい」幼き頃の初恋の相手を胸に秘めたまま、正臣の優しさと快楽に惑う小夜の感情の行方は…?
大人気!秀逸に練られた大正エロティックラブ。美麗過ぎる描き下ろしも収録。