パーティ会場の片隅に置かれた、場と不釣り合いな謎の木箱。 会場の誰もが疑問に思いながらも見ないフリ状態のこの箱に 王国の第二王子・サイフォン王子は興味津々。 好奇心たっぷりに箱へと近づいた王子がその表面を叩いた時、 箱の中から可憐な声が聞こえ…？ 「あ、あの…なにかご用でしょうか？」 コミュ障の（物理的）箱入り令嬢と王子様の、衝撃的恋愛ファンタジー、開幕！

第1巻は、発売即日で大重版！ 絶好調の異世界ファンタジー、早くも第2巻が発売！ 成人会後、サイフォン王子の様子をうかがうべく『箱』魔法を使用するモカ。そこでなんと、王子がモカに「一目惚れ」したという言葉を聞いてしまう。予想外の言葉にドキドキが止まらないモカだが、え……「箱」に「一目惚れ」！？ 王子の言葉の真意とは――？ 時は再び現在へ。『箱』魔法の真骨頂も明らかに！ 恋も魔法も急展開の、新感覚ラブファンタジー第2巻！

秋の建国祭のパーティで、王子との婚約発表が予定されていると知り、震えが止まらない「箱入り（物理）」令嬢・モカ。それでも引くことはできない！ と決意を固める彼女に、サイフォン王子からお茶会のお誘いが。緊張しながらも、『箱』のままお忍びでうまく登城できたモカの前に現れたのは、幼い頃にトラウマを植え付けられた伯爵令嬢の姿で――。 （物理的）箱入り令嬢と王子様のおかしな恋模様を描く、新感覚ラブファンタジー第3巻！

幼い頃にトラウマを植え付けられた伯爵令嬢・ルツーラの策略により、大勢の令嬢たちに取り囲まれてしまった「箱入り（物理）」令嬢・モカ。「ここで何もできなければ、王族の妻として認めてもらえるわけがない！」と勇気を振り絞り、『箱』から姿を出すことを決意！知性を持って、なんとかその場を退けたモカのもとに、サイフォン王子が駆けつけて―――。 『箱』と王子のおかしな恋模様を描く、新感覚ラブファンタジー第4巻！

サイフォン王子との婚約発表を目前に控えた「箱入り（物理）」令嬢・モカ。 「建国祭」という、一年で一番大きなお祭りでの発表が予定されていることを知った彼女は、「大勢の国民の前で、挨拶をするなんてできるわけない…！」と、頭を悩ますことに。 この状況をどうにか乗り切るため、サイフォン王子と相談を進めるもののなかなかアイディアは浮かばない。 刻一刻と「建国祭」の日が近づく中、とあるきっかけでモカは妙案（？）を思い付き――？ 「箱入り（物理）」令嬢と王子様。思惑だらけの2人の恋がたどり着く先とは――...