時は江戸時代、東影藩のお世継ぎの八手山梵々丸は日々警護役の御家来衆を振り切っては、護衛のくノ一「スズカ」とふたりきりになっていた。 スズカはくノ一といえどまだまだ新米ではあったが、殿の正室であるお満の方が実の息子である宇津毛丸を世継ぎとするべく、梵々丸の命を狙いやすくするためにわざと梵々丸の警護役となっていたのだ!! 次々に襲い来る刺客から、なんとか梵々丸を守りぬくスズカ！ そんなスズカのことを想っていた梵々丸だったが、身分の差からその思いを告げられず、セクハラばかりしていた。 そんな関係のふたりだが、梵々丸の弟である宇津毛丸がスズカを襲って処女を奪ってしまってから、スズカは仕えるべき主君ではなく、その弟に弄ばれてしまう日々を過ごしていき……。 東影藩のお家騒動はどのような結末を迎えるのか!?