吸血鬼の末弟と人の子の、忌まわしくも淫らなる愛の物語――。　大正3年。読書が大好きな少女・一葉あさなは文通相手の「月ノ宮さま」に会うために一人、東京にやってきた。どうにか月ノ宮家にたどり着き、当主・宵威から勧められたお茶を飲んだあさなは、突如、眠りに落ち…!?

吸血鬼の末弟と人の子の、忌まわしくも淫らなる愛の物語――。　憧れの文通相手「月ノ宮さま」のお屋敷にやってきたあさなだったが、そこで屋敷の当主・宵威から薬を盛られてしまう。彼女が目覚めたのは謎の部屋で、紫暮という男が人間の娘と、淫らにまぐわっていた…！次の獲物としてあさなを狙おうとした紫暮との間に割って入ったのは、あさなが以前、古書店で出会った男・朔だった――!!

吸血鬼の末弟と人の子の、忌まわしくも淫らなる愛の物語――。　憧れの文通相手「月ノ宮さま」のお屋敷にやってきたあさなは、そこで月ノ宮家の三人兄弟と出会う。長兄・宵威と次兄・紫暮が人間の娘を支配し、夜な夜な淫らに吸血する一方で、末弟の朔は人の血を吸うことを拒否し、あさなを守ろうとする。しかし二人の関係を疑う長兄・宵威に、朔が呼び出され…？

吸血鬼の末弟と人の子の、忌まわしくも淫らなる愛の物語――。吸血鬼が人の娘を吸血すると、その吸血鬼の「しもべ」となる……実は吸血鬼一族である「月ノ宮」家の長兄・宵威は、人間の娘・あさなの血を朔が本当に吸っているのかを疑う。あさなを守るために必死で隠す末弟・朔だが、同席した次兄・紫暮があさなを捕らえ、さらに宵威は朔を傷つけて強制的にあさなの血を吸わせようとする。絶体絶命の二人は…!?

吸血鬼の末弟と人の子の、忌まわしくも淫らなる愛の物語――。「この女の血を吸うか、朽ちていくか、選べ。朔。」と、吸血鬼一族・月ノ宮家の長男・宵威は末弟・朔に迫る。絶体絶命のピンチの中、宵威に捕まっていたあさなは、自らが吸血鬼に血を吸われて自我を失った存在「しもべ」になったフリをして、朔に血を吸われたと宵威・紫暮に信じ込ませる。危機を脱したあさなは、重傷を負った朔に、自らの「体液」で治癒しようと試みる――!!

吸血鬼の末弟と人の子の、忌まわしくも淫らなる愛の物語――。陽のあたる場所で、人間の娘・あさなと共に生きていきたい――。そう思った吸血鬼一族の末弟・朔は、あさなと二人で屋敷からの脱出を狙う。しかし、脱出直前、血を吸わない吸血鬼の唯一の食料である薔薇を、その庭もろとも長男・宵威に焼き払われ、脱出計画は失敗。絶望する朔に、あさなはいつか朔と外の世界で叶えたい「夢」を語る。あさなへの想いが溢れた朔は、永遠の愛の誓いとともに、あさなを抱く――。

吸血鬼の末弟と人の子の、忌まわしくも淫らなる愛の物語――。人間の娘・あさなを連れて、館からの脱出を狙う吸血鬼一族の末弟・朔。しかし、長男・宵威や次男・紫暮に気付かれないよう、脱出計画を進めようとした最中、次男・紫暮に気付かれてしまう。紫暮は、使い魔のコウモリで朔を無力化し、あさなを捕まえる。朔が僕(しもべ)にしないなら自分が僕にし、あさなを支配する――笑いながらそう宣言した紫暮に、朔とあさなは一発逆転の秘策を試みたが――!?

吸血鬼の末弟と人の子の、忌まわしくも淫らなる愛の物語――。人間の娘・あさなを連れて、館からの脱出を狙う吸血鬼一族の末弟・朔。しかし、長男・宵威や次男・紫暮は人間との恋を許さず、あさなを朔の僕(しもべ)にしようとする…！朔とあさなは協力し、まずは紫暮を撃退し、自分たちの脱出を見逃すよう交渉する。あさなが吸血鬼にとっては100年に一度の存在「奇血の乙女」であることも手伝い、紫暮は２人を見逃すことに。しかし、長男・宵威はそんな紫暮の変心を見抜き、胸に杭を打ち、地下へと眠らせたのだった――！

吸血鬼の末弟と人の子の、忌まわしくも淫らなる愛の物語――。「決して血を吸わない」という誓いを己に課した吸血鬼一族の末弟・朔は、人間の娘・あさなと共に生きていきたいと思うが、あさなを朔の僕(しもべ)にして、奴隷化しようとする長男・宵威や次男・紫暮と対立し、攻防が繰り広げられる――！そしてついに、長男・宵威との直接対決の時。朔の説得もむなしく、立ちはだかる宵威の能力によって窮地に陥った２人…。ピンチを脱するには、もう自分の血を「吸血」するしかないというあさなに、朔は、ついに…？

吸血鬼の末弟と人の子の、忌まわしくも淫らなる愛の物語――。吸血鬼兄弟の長男・宵威を退けるため、あさなの血を吸って力を増幅した末弟・朔。その力は宵威を圧倒し、無事、朔とあさなの逃避行を宵威に認めさせる。吸血鬼たちが済む月ノ宮の屋敷からついに脱出できるあさなは、人間として生きたいと願う朔とともに、旅立つ。吸血鬼と人のカップルの、新たな冒険が始まった――。