たった数ページの中に数百ページのことが書かれています。比較することの残酷さ、比較されることの理不尽さ、
無垢とは何か、自分とは何か、どうなれば(どうすれば、ではない)愛されるのか。
中身は変わらないのに外見が変わった途端愛されるルッキズムへの強烈な皮肉を内包して話は終盤に向かいます。個人的には萩尾先生の絵柄が1番美しかった時代と思っているので、変貌する絵柄を読み比べるのも一興でしょうか。知らない人はぜひ読んでほしい。知らないと損失と言ってもいい。数ある萩尾作品の中でも傑作です。
2021年01月08日