虚像？偶像？それとも実像？　アニメの美少女キャラ・ピュアミントを愛する気持ち悪いオタク男子としている生きている茅野。かわいいといわれる女子として生きている繭。同じ「教室」という空間にはいるけれど「世界」の違う2人だったが、ピュアミントをきっかけに「距離」が近づいて…。

人から見られている自分に違和感を感じていた繭は、イメージの世界で心を癒し、救われていたオタク男子・茅野の興味を持ち、急接近。急速に2人の距離は縮みはじめる。…人の目に映る自分が気になるあなたに捧ぐイメージ変革ストーリー。

距離を縮めはじめたリア充イメージをまとった少女・繭と、イタいオタクイメージをまとった少年・茅野。2人のイメージをつくりあげているまわりの人間たちにもその接近は影響を与え始め…!?　「こちら」と「あちら」の違いを考えるイメージ変革ストーリー。

茅野とふれあうことで、次第に自分の本当の輪郭に自覚的になった繭は、イメージのやり取りが重要視される女子の世界で浮き始める…。自分がどんな風にみられたいかを意識せざるをえない現代に生きるすべての人に向けたイメージ変革ストーリー。

教室の端と端、存在の上と下に分かれて存在していたかわいい女子・繭とオタク男子・茅野は互いに本当の自分をぶつけ合う中で、お互いに抱いていたイメージを払しょくしはじめる。しかし、交わらないはずの２人の接近は教室の空気に異変をきたし…。本当の自分を知るためのイメージ変革ストーリー。

トラブルを起こし、さらに塗り重ねられた「負」のイメージに満ち溢れた日常に戻らなくてはいけない茅野を繭は迎え入れようとする。教室、家庭、そして自分の心の中にあるイメージを巡る物語、最終話。