『妹は俺の秘密を孕んでる』の見どころや怪しい部分をご紹介

今回おすすめする漫画はコミックフェスタでも人気の宮本ポチ子先生の作品「妹は俺の秘密を孕んでる」です。青年コミックでは大人気ジャンルの妹との秘密の関係を描いた近親相姦もの。
作品の見どころや兄妹の「ここが怪しい!」という部分を主人公の春子の視点で詳しく解説していくので「結ばれてはいけない相手との禁断の関係」に興味がある方はぜひご覧ください。

ここが怪しい!1
新婚なのに子作りを頑なに拒む夫

主人公は新婚の若妻「春子」。裕司と結婚し幸せな新婚生活を送っています。物語はいきなり春子と裕司の濃厚な濡れ場から始まります。玄関で裕司を出迎えるなりその場で押し倒される春子。裕司は酔っているのかそのまま荒々しく春子の体を求めます。
いつもは「俺も忙しいし子供はまだいいだろう」と子作りに非協力的な裕司ですが、今回は避妊をしなかったよう。「家族を増やしてもいいって思ってくれた…?」と裕司の寝顔を眺めながら幸せを噛みしめる春子。裕司を一途に慕う春子は昔ながらの大和撫子といった感じで健気で可愛らしいです。
こんなに可愛らしい奥さんがいるのになぜ裕司は子作りを拒否するのでしょう?カラーなのと宮本ポチ子先生の繊細な絵柄で濡れ場シーンはよりいっそうエロく感じます。御淑やかで従順な若妻の春子が脱ぐとかなりのダイナマイトボディというのもたまりませんね!

ここが怪しい!2
突然現れた裕司の妹「冬枝」

翌日、会社へ向かう裕司を玄関まで見送る春子の前に裕司の妹の「冬枝」が現れます。突然の冬枝の出現に慌てる裕司ですが、冬枝は「会いたかった!」と裕司に抱きつきます。冬枝の裕司を見つめる表情は頬を染めて、まるで恋する乙女そのもの…。置いてきぼりの春子に、裕司が冬枝を紹介します。
冬枝はなんと新婚家庭でお世話になる気だったのです。裕司はしどろもどろに冬枝が妊娠中でお腹の父親は明かせないこと、どうにも周囲の風当たりが強く、しばらく匿って欲しいという相談を以前から受けていたことを打ち明けます。
裕司の妹の冬枝が登場しました!大人しそうな春子とは違い華やかな着物姿の美女です。しかも春子を見る目に敵意が満ちています。こんな様子で3人の暮らしは上手くいくのでしょうか!?

ここが怪しい!3
新婚の妻より身重の妹を優先する夫

頑なにお腹の子の父親を語らない冬枝に、春子が「相手の方は頼ることはできないんですか?」と尋ねます。出産だけでなく今後の生活の事も考えたら当然の質問ですね。冬枝は「いずれこの子と三人で暮らせるようになるわ。」「愛し合っているんだもの、私もあの人も」と春子に意味深な視線を向けます。裕司は「根掘り葉掘り聞くんじゃない!冬枝の気持ちも考えてやれ」と春子をたしなめますが、新婚家庭に義妹を同居させている春子に対してちょっとひどいのではないでしょうか?

実家から送られて来た荷物を整理していた裕司と冬枝は、裕司が夏祭りに買ってあげたおもちゃの指輪を見付けて思い出話に花を咲かせます。楽しそうに話す二人を微笑ましそうに見る春子は本当に出来たお嫁さんですね。しかし、冬枝の荷物を春子が母親に「嫁入り道具」として持たせてもらった箪笥に入れると言われて顔色が変わります。裕司に「冬枝はこれから大変なんだ。家族なんだから助け合わなきゃな。」と言われ、私もいつか子供が出来たらあんな風に大切にしてもらえるのかしら、と落ち込む春子。夫が自分の家族を大切にするのは好ましいですが、お嫁さんより優先するのはさすがにおかしいですね。裕司は明らかに春子より冬枝を優先していますが、それは妊娠中の妹を心配して…だけなのでしょうか?

ここが怪しい!4
先に妊娠したことを得意げに話し、マウントする冬枝!!

古いアルバムを見ながら盛り上がる二人に、春子が「休憩してはいかがですか?」と、温かいお茶を運んできます。好意で淹れたものでしたが、冬枝に「お茶はお腹の子に悪い」と断わられてしまい慌てる春子。冬枝は「春子さんはまだ…でしたものね。」と優越感に浸った表情で笑いかけます。
裕司も「気遣いが足りないんじゃないのか」と、春子を叱りつけ、かわいそうな春子は小さくなって謝ることしかできませんでした。今話題のマウント女子ですね!マウント女子は相手より自分の方が優位だと見せつける女性を指します。冬枝の言動はまさにマウント女子そのものです。なぜ春子を目の敵にするのでしょうか?
兄を取られたと感じているにしてはやり過ぎですね。このような時に夫が相手側につくというのは離婚案件にもなり得ると思うのですが、おっとりした春子はただただ落ち込むだけのよう。「もっと自分の気持ちをぶつければ良いのに!」と、この辺りは裕司や冬枝よりも春子にイライラしてしまいました。

ここが怪しい!5
妻を差し置いて同室で寝る兄妹

すっかり新婚モードに戻った春子は以前から考えていた子供の事を裕司に聞いてみます。いつもの様に「まだいいだろ」と先延ばしにする裕司ですが、「昨日は避妊しなったから…」と春子が頬を染めながら伝えると一気に顔色が変わります。「冬枝が心配だから今日はそっちで寝る」という裕司に、「環境が変わったんだからそれがいいでしょうね。」と、どこまでも理解を示します。

兄妹が同じ部屋で寝るのはさすがにおかしいと春子も気付くのではないでしょうか?ここまで鈍いと違和感に気付かないフリをしているようにも思えてきます。
部屋の前で「たかが一回だろ、そんなすぐに子供ができるわけない」と頭を抱えて座り込む裕司。新婚夫婦に子供が出来ることがそんなに困るのでしょうか?そして、冬枝ははだけた着物と妖艶な笑みで裕司を部屋に迎え入れ……裕司に向ける笑顔は兄に向けるものではありません。やはりこの二人、男女の関係があるのでしょうか。ということは冬枝のお腹の子は…!?
続きがめちゃくちゃ気になりますが、今回ご紹介するのはここまで。続きはコミックフェスタでご覧ください。

兄と妹の近親相姦物ですが嫁の春子の目線から描かれているのと、宮本ポチ子先生の繊細な絵柄で、どことなくホラーやサスペンスチックな雰囲気も楽しめます。
ひとつ屋根の下で行われる秘密の行為は春子にしたら考えられないような裏切りでしょうが、裕司と冬枝にすれば興奮の材料にしかならないのかもしれません。もし春子との間にも子供が出来ていたとしたら、3人はどういった決断をするのでしょう?個人的にはちょろくて呑気な主人公の春子が兄妹に反撃してくれるのを期待したいです。ぜひコミックフェスタで漫画の続きをご覧になってください!

  • 妹は俺の秘密を孕んでる【フルカラー】

    • 宮本ポチ子

    • 夫の妹がお腹に宿した子供には、家庭の崩壊を招く秘密が隠されていた。

     
    執筆者
    • 花子

    • 漫画ならどんなジャンルでも大好きな30代。王道恋愛モノから少年漫画まで何でも読みます☆