『25歳の女子高生』
マカナ先生インタビュー

TVアニメ化で話題沸騰の「25歳の女子高生~子供には教えられないことシてやるよ」。
電子コミック連載も絶好調な作者・マカナ先生に、アニメ化されたときの心境や、秘密に包まれた先生の素顔やヒストリーについて伺いました!

――「25歳の女子高生~」にてアニメ化までされる大人気作の創出、本当に素晴らしいと思います。
ご自身の実感としてはいかがですか?

ネタで選ばれたのかな?」と思うくらい、まったく実感がありませんでした(笑)
ただ、すごくすごく嬉しいなと思いました!

――完成したアニメをはじめて見たときのお気持ちを教えてください。

とにかくすごい!!っていう…(笑)すごく感動しました。最初はニコ生で視聴者さんと一緒に初めて見たんですけど、キャラが動いたり声はいってしゃべったりしていて、すごくうれしかったです。
あと1話の内容を3分にまとめてるのもすごい(笑)アフレコ見させていただいたときはコンテだったので、映像で見て、アニメになったんだな…と、実感しました。
あと主題歌の歌詞がすっごく好きです!

――アニメ制作現場にも来ていただいたりと、アニメ制作においても大変ご尽力いただき、ありがとうございました。
特にマカナさんの中で思い出深い出来事やエピソードなどありましたらお聞かせください。

アフレコで相田の声を最初に聞いたときですね。
相田は原作だと残念なキャラなのですが、OA版の方(高塚智人さん)もプレミアム版の方(古河徹人さん)もとってもイケボなのでギャップが…(笑)
かっこいい相田にしてくれてありがとうございます。

――漫画では、読者さんからは、『蟹江くん、かっこいい…!』という声を多くいただいております。
大人気キャラだと思いますが、マカナさんの“蟹江先生の好きなところ”を教えて下さい。

眉毛です(笑)太眉を描くのが好きなんですよ。
キャラデザの段階からも太くしようっていうのは最初から決めていました太眉を下げてみたりとか、表情を描くのがすごく楽しいです。
あと、一見小難しそうというか、近寄りがたそうな顔のキャラが好きなので、そういうところも好きですね。
あ、それと、体格差のある2人を描くのが好きなので、体つきをよくしました。手を描くのが好きなのですが、たまに大きく描きすぎて小さくするときがあります(笑)

――眉毛から目の形や輪郭を考えられたりなどされたのでしょうか?

オトナの男性を描くのが苦手なので、目の形はすごく悩みました。
二重のはっきりした目にしたら、若くなってしまったんですよね。オトナの男性を描き方は今も模索中です。

――蟹江先生について、どんな性格のイメージで書かれていますか?

ロマンチストなのにそれを出さないので、面倒くさいやつだなと思います(笑)
あと自分からどんどんアクションするのに、向こう(花)から来られると困っちゃうというか、準備が必要なところがあるかと思いますね。
ただ、花以外の人にされてもスルーしてしまう人なので、花は特別なんだと思います。

――男子キャラをかっこよく描くコツはありますか?

わからないです…(笑)かっこよく描けたと思うことがないので…。
“かっこいい”って読者さんが思うのか、ヒロイン(花)が思うのか、私が思うのかで違うと思うのですが、できるだけヒロインがかっこいいと思えるようなキャラにしたいといつも思ってます。
あと、花に負担がかからないようにしたいとは思っています。
例えば、嫉妬深い性格で強引なことをしちゃうけど、相手がされて嫌なことはしない…というような…。できるだけ花を大切にしたいです(笑)

――ヒロインの花ちゃんは、「25歳で女子高生になる」という変わった設定かと思いますが、キャラ作りで気をつけた点や意識されたところはありますか?

「25歳の女子高生」なので、25歳に見えちゃダメだと思ったのですが、でも童顔にするのも違うと思いますし…服着たら高校生に見えるけど、私服のときは蟹江と並んでも違和感がないようにしたいと思っていました。
表情については笑い方に気を付けていて、口を開けて笑うよりはへらっと笑う感じというか…(笑)
よく慌てるような性格ではあるんですけど、大人っぽい落ち着いた笑い方にしたいと思っています。

――絶妙な役どころの相田くんですが、マカナさんとしてはどういうイメージで描かれていますか?

良い意味でも悪い意味でも自分に正直な子のイメージで描いてます。
すぐ思ったことを口に出すような、隠すことを知らない子だなと思います。
だから良い子にも悪い子にもなってしまうので、良い子にしたいなと思いますね(笑)

――ちなみに3人の中で一番好きなキャラや、一番描きやすい・動かしやすいキャラを教えてください。

花ですね。主人公なのでたくさん描くこともあって気持ちを入れやすいのと、あと、最初から替え玉になったりと散々な目にあってる子なので、できるだけ幸せにしたい、というのがあります(笑)
一番描きあがったときにビジュアルとして好きなのは蟹江で、一番描きやすいキャラは相田なのですが、「一番好きなキャラは?」と聞かれるとやっぱり花かなと思います。

――描いていて一番楽しいシーンはどういったシーンになりますか?

シリアスなシーンより、コメディなタッチのシーンが好きですね。
例えば、デートの回は描いていて楽しかったです!

――逆に、作品を描くうえで難しいと感じることがありましたら教えて下さい。

普通のシーンからHシーンに移るときの、空気の持っていき方が難しいなと思います。
そこにページを割きすぎると肝心のHシーンが短くなってしまうし、かといってそこを描かないと雰囲気が無くなっちゃうのでその塩梅が難しいですね。
蟹江の台詞を考えるのが恥ずかしいときはお酒を飲んで頑張ってます(笑)

――ちなみに、漫画を描き始めたのはいつごろからになりますか?
絵を描くのはもともとお好きだったのでしょうか?

友達が服飾のイラストを描いていて、その影響で女の子の服を描き始めたのがはじまりでした。
今でも花の服や髪型を描くのは好きです(笑)
当時はマーガレット(少女漫画)が好きだったこともあって、女の子を描くことが多かったですね。
ちなみに小学校のころは「なかよし派」でした(笑)

――影響を受けた作家さんや、作品などはありますか?

手塚治虫先生の「ブラックジャック」です!(即答)ブラックジャック先生のあの面倒見がいいところとか、ちょっと困っちゃうところとか、めちゃめちゃ好きなんですよ!
花と蟹江ペアにもちょっと似てるかもしれないんですけど、不器用なんだけど面倒見がいい感じが好きで…私の萌えの原点みたいになってますね(笑)そういえばブラックジャック先生も太眉ですね…(笑)
手塚治虫先生は「ブラックジャック」以外にも「火の鳥」とか色々読んでいるのですが、すっごく尊敬しています。

――今後、漫画のご執筆のうえで何かチャレンジされたいと考えていることがありましたらお教えください

もし時間の余裕ができたら、他の作品(新作)も描きたいなと思ってます♪
にごじょとは違うタイプの主人公とヒーローで描いてみたいですね

――最後に、配信を楽しみにしている読者さんに一言お願い致します。

にごじょを読んでいただいて本当に感謝しかないです。いつもありがとうございます。
これからも頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします!

マカナ先生ありがとうございました!「花(主人公)をできるだけ幸せにしたい」というコメントから、マカナ先生のお人柄の良さが伺えます。
先生からキャラへの愛がたっぷり溢れたインタビューとなりました!今後も是非ご期待ください♪

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