『群感島~この島で、男は女のエモノ~』漂流した無人島で乗客達を待ち受ける恐怖の運命は?!

沖縄の離島を巡るクルーズツアーに出発した大学生の進藤たちは、アクシデントにより地図にない無人島へと漂流する…。
その島で待ち受ける残酷な運命を、まだ誰も知らない。絶望とエロスが交差し、ハラハラとドキドキが止まらない複雑な原作を手がけるのは遥巴絵先生。
美麗な絵柄で多数の登場人物を魅力的に且つ、恐怖的に描き分けるのは野村エージ先生。
コミックフェスタおすすめのホラーエロス青年漫画がいざ開幕!

カマキリのメスは交尾の最中にオスを食べる

「オスの頭がなくなっても交尾は続く、メスが食べ飽きて放してくれるのをオスは待っている」そんな知識を披露するのは、大学一年生の進藤進。
そんな進藤を雑学王と呼ぶ、麻衣は同級生だ。
彼らは夏休みを利用して、友人達とクルーズツアーに参加していた。「海を楽しもうぜ!」と笑い合う彼等はこれからの旅路に各々の心を昂ぶらせているようだった。

ツアーのカップルプランを利用して、女子との同部屋を企む友人に、進藤も麻衣を口説けと促される。
しかし、顔を真っ赤にしてあからさまにドギマギと話を逸らしてしまう進藤は童貞なのかもしれませんね?
大学一年生の夏休み、隙あらばイチャイチャしたいお年頃でしょう。ひと夏の思い出作りの旅に期待を膨らませる彼等に、これからどんな運命が待ち受けるんでしょうか・・・!

楽しいフェリークルーズのはずが…遭難?!

地図にない島を見つけて、はしゃぐ乗客を嘲笑うように突如海に不穏な影が現れた。
そしてフェリーは得体の知れない何かにぶつかり、突然沈没してしまう。間一髪、海に投げ出された乗客達は命からがら砂浜へと泳ぎ着く。
そこは整備もされていない、電波も入らない、自然のままの島のようだった。人が住んでいる気配もなく、途方に暮れる友人達に、そのうち救助は来ると励ます進藤。

乗務員達が確認や対策を練る中、進藤はふと丘の上に人影を見つける。
それはこちらを見つめる女子高生の姿だった。そして逆光を受けるその美しい少女の手に握られているのは黒く輝くショットガン。
え、と戸惑う進藤に友人が声を掛けるも、彼女はすでに姿を消した後でその存在を信じてはもらえなかった。
孤島に女子高生にショットガン?!さながらバトルロ〇イヤルの世界を彷彿とさせますね・・・!この子は一体何者なのでしょうか?島の住民?もしくは同じく漂流者?

島を探索する乗務員が出会ったのは…水着美女?!

上司に命じられ、しぶしぶながらも島を探索するのはフェリー乗務員の山田。
ぐちぐちとひとりで愚痴りながら、たどり着いたのは小さなビーチ。そこには横倒しに転覆した中型のクルーザーが一艘あった。
まだ新しいその様子から、比較的最近流れ着いたように思えた。クルーザーを調べる山田の前に、ふいに現れたのは何とビキニ姿の美女。
驚く山田に、美女がよろめきもたれかかる。どうやらクルーザーが転覆し、一週間近く一人で過ごしていたそう。救助は明日になるだろうと告げる山田は、心細いので一晩一緒にいて欲しいと美女に求められる。
破れたビキニから露出したその豊満な肉体を目前にした山田の答えは・・・

野村エージ先生の描くキャラクターは表情がとても豊富なのですが、この謎のビキニ美女はお顔もさながら、身体もとてつもなくエッチです!
ビキニから覗く乳首もいやらしいのですが、なんといっても腰の肉付きが素晴らしいです!くびれからお尻にかけてのボリュームとやわらかさ・・・これは山田じゃなくても我慢できない?!

とろけるような口付けは、女神の至福・・・!?

小さな入り江に月明かりが照らし出すのは、艶やかな肢体。
静かな夜にただ二人の息遣いと、ズチュズチュと濡れた音だけが漏れている。
任務を放棄して美女とSEXに興じる自分を、山田は葛藤するも目の前の至高の快楽には抗えず溺れていく。大きな胸をぶるんぶるんと震わせながら、美女は山田に跨り、本能の赴くままに腰を振る。
律動とともに抽挿される性器の快感に踊らされ、美女に誘われるがまま深い口付けにとろけていく。

誰もいない入り江に二人だけ。『こんなにカワイイ女の子と、汗だくになりながらSEXしている』チュバチュバと舌を深く絡ませて、山田は意識もろとも昇天しそうになって・・・。

血溜まりに溺れるは、死の口付け・・・!!

「ガリッ」
不吉な音がした次の瞬間、激痛が山田の全身を駆け抜ける。
ブチブチと何かが千切れる音がした。激痛と恐怖で動くことができない山田が見たのは、何かを咥えた美女の血塗れの笑みだった。
そして血みどろの唇が咥えたものは・・・なんと噛み千切られた山田の舌!女は恍惚の表情で、まるでエモノのように舌をごくりと飲み込んだ。
「うぎゃあああああああ」舌のない山田が恐怖に吼えても、女は笑いながら腰を揺らし続けた。

女の体格からは想像つかないほどの怪力で押さえ込まれた山田はまるで抵抗が出来ない。
パニック状態の山田に女は満面の笑みをたたえたまま、両手を差し出した。それが山田が見た最後の映像。
女が爪を突き刺し、ぎゅるんと左右に回せば、ぬぽっと音を立てて抉り出した。それは山田の目玉だった。
目があった場所を両手で覆い、喚き叫ぶ山田の姿を見つめ、女は愛おしそうに目玉をしゃぶる。
そして全身が血に染まった女は、狂気に満ちた顔のまま、なお腰を振り続けるのだった。

恐怖と絶望が満ちたその入り江の夜の出来事を、フェリーの乗務員と乗客たちは何も知らずに朝を迎える。
果たしてこの恐怖の孤島に救助は来るのか。進藤が見た女子高生は何者なのか。そして一体誰が生き残れるのか・・・!
「男は女のエモノ・・・」これぞ青年漫画と思しき、とろっとろのエッチ×血しぶきブシャー表現がどちらも心を落ち着かせません!
エッチな表現はもちろんのこと、グロ要素たっぷりの擬音表現がたまらなくゾクゾクさせてくれます・・・!
遥巴絵先生原作、野村エージ先生の作画でお送りします、ドキドキハラハラのホラーエロス漫画『群感島~この島で、男は女のエモノ~』の続きを是非コミックフェスタでご覧ください!

  • 群感島~この島で、男は女のエモノ~

    • 遥巴絵/野村エージ

    • 熱を帯びた瞳…艶かしく誘う指先…この島でオンナを信用してはならない!

     
    執筆者
    • 博臣

    • 趣味はひたすらゲームとYouTube。漫画とアニメと映画は恋愛系からエロ、グロ、ホラーまで何でも大好きな30代。
      小説はミステリーばっかり読むのに、書くのは専らプラトニック恋愛極めてるなにか。
      おばあちゃんになる頃には作家にもなってたらうれしい。