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――今回のインタビュアーは編集担当のMです。まずはFFC先生のご経歴を教えてください！
はい。私は元々専門学校でアニメ関係の勉強をしたのち、とあるコンシューマーゲームの会社に10年ほど務めていました。
業務としては原画の仕事だったりキャラデザの仕事だったり。メジャーなところだと「うみねこのなく頃に」というゲームのキャラデザを担当させていただきました。
今ではウェイブさんでばりばりオトナ向けの仕事をしてますが、以前は幼児向けの可愛いゲームのキャラデザとかも担当してたんですよ（笑）
――はえー！凄い経歴ですね。
順風満帆に見えますがどんなきっかけでフリーランスになられたんでしょう？
あの…実は会社が無くなってしまって（笑）解散といいますか。その流れでフリーランスを始め、同人誌を描いていたところ、本当にタイミングよくウェイブさんに声を掛けていただいたという次第です。
――タイミング！ほんとに大事ですね。担当的にはしみじみと神様に感謝です…。
さて、キャリアとしては独自の歩まれ方をしてるFFCさんですが10年の会社勤めはやはり今の漫画創作に役立っているんでしょうか？
はい。元々エロゲーを全年齢対象のコンシューマー版にする会社に勤めてたので、エッチな絵が毎日入ってくる環境だったんですね。
それを修正するというか、乳首隠したりパンツ隠したり…。
――そんなお仕事もされてたんですか！
そうですそうです。
だから当時からエロが身近でしたし、同人誌を描くときは成人向けばかりでした。
――ちなみに同人誌のジャンルは？
もちろん男性向けも描いてましたが、名前を変えてBLも描いてました。そこはもうエロければなんでもって感じで。
――なるほど。FFC先生は本当に表現に対して貪欲ですよね。
そこが男女問わず支持されるヒット作誕生に繋がってる気がします。
そうなんですかね？そうだといいなぁ…。
――はは（笑）
ではこの流れで商業デビュー作にして大ヒット作、「挿入ってる…!夫の目の前で抗えない寝取りエステ」についてお伺いしたいと思います。
この作品が配信開始された当時、電子コミック業界では、純愛ラブコメやラッキースケベ、学園ハーレムと言った明るい？作品が流行していました。
そんな中で凌辱＋人妻＋NTR…という結構攻めた題材の作品に挑戦いただきましたが、ヒットさせるために気を付けていた点などありますか？
それはもう連載開始前に担当さんからこう…色々言われたことを元に…
――そうですよね！（笑）思い返せば当時編集部内で研究していた演出方法だったり、キャラ見せのテクニックだったり、すごく色々と詰め込んでお願いしちゃった記憶があります…。
でも、さっきの話に戻りますけどオーダーを柔軟に吸収して昇華してくださる感じは、サラリーマン的なスキルですよね。
会社員時代の経験が活きてるのかなと感じました。
あぁほんとだ！やってて良かった（笑）
…自分では同人誌もそうなんですけど、今まで個人ではヒットしたものがなくて…。自分の好きなものを描くとまったく売れないんですよね。
ニッチというか、ハマるジャンルハマるジャンルウケないし、（同人市場にはその作品の）ファンもいないし。
――無人の荒野を歩いていらしたんですね。
でもきっと一部の二次創作探してた方には滅茶苦茶有り難い存在だと思いますよ！
こんなに上手い方が過疎ジャンルで描いてくれるなんて…的な。
あはは！そうなんですかね？でもやっぱり二人三脚じゃないですけど
私は担当さんがいて初めて売れることができたのかなと思います。
――……ありがとうございます（ファミレスで泣きそうになる担当）オホン。話は変わりまして、今年第一子をご出産されたということで本当におめでとうございます。
漫画の連載と育児の両立とても大変だと思います。
環境がガラッと変わったと伺いましたが、普段どんな感じなんでしょう？
子どもが生まれる前は仕事にだいぶ時間を割けてましたね。
1日、それこそ8～10時間漫画描いてて平気だったんですが、最近ふと1日のスケジュールを書き出してみたら、産後は実質の作業時間が3～4時間になってて、こりゃ描けんわと（笑）
長い時間目を離していられないので作業がコマ切れになりますし、集中してるときに泣き出して中断、というのが、しょうがないんだけど…どうしてもモヤモヤする時はありますね。
――ちなみに今もお子さんを抱っこをされたまま取材いただいてます。
本当に大変な時期にありがとうございます…。ていうか赤ちゃんめちゃくちゃ可愛いです！…そんなわけで最後の質問となりました。
連載を楽しみにしてくださってる読者さんに一言お願いいたします。
いつも寝取りエステを楽しみにしてくださってる方、ありがとうございます！
登場人物に対してヤキモキすることもあると思うんですが本人たちはいたって真剣に恋愛をしてるので、行く末を見守ってくださるとありがたいです。
これからもよろしくお願いいたします。
FFC先生、本日はインタビューありがとうございました。
育児に奮闘しながらも連載を続けられる姿、本当に尊敬しますね。
これからもフェチとリアルが融合した絶妙な漫画をぜひご期待下さい!!
