『女性の浮気割合30%の実態~女は平気で嘘つきます~』あなたの彼女、奥さんは大丈夫?

女性の浮気割合をご存知ですか?
なんと30%もの女性に浮気や不倫経験があるそうです。
はたして浮気や不倫をしている女性はパートナーに対してどのような嘘や態度を示しているのでしょうか?
そして嘘がバレた時、愛し合っていた二人はどうなってしまうのでしょう。
くるーち先生の青年コミック『女性の浮気割合30%の実態~女は平気で嘘つきます~』で、その実態をこっそり覗いてみましょう。

大好きな妻

浩介と美佐子は共に働きつつ、仲睦まじく三年連れ添っている夫婦です。子どもはまだいません。
シャツについた口紅を見つけて浮気ではないかと心配した美佐子と、安心させるために証拠を見せて事情を説明する浩介が「浮気なんてあるわけなかったね」と笑い合うエピソードは微笑ましいです。
浩介はそんな毎日を愛おしく幸せに感じてました。

ある日、浩介は息抜きにと友人と訪れたガールズバーで『女性の浮気割合は30%』『浮気と無縁に思える女性でも可能性がある』との話を聞かされます。
地味な美佐子が実は浮気しているんじゃないか、調べてみたらどうだと冗談を言われても浩介は「妻が信じてくれたように 僕だって妻を信じてる」と動じることはありませんでした。

下着姿の妻

ガールズバーから帰宅した浩介がそっと寝室を覗くと、部屋には見たことのないセクシーな下着を身にまとった美佐子の姿がありました。少し焦ったように出迎える美佐子に、「どうしたのその恰好 そんな下着持ってたっけ?」と問うと、美佐子は眉を下げ「私地味でしょう?結婚記念日に見せようと思ったの」と恥らいつつ告げたのです。
美佐子の健気さと、しどけない姿に浩介は思わず生唾をゴクリと飲み込んでしまいます。

自分との記念日のために下着を用意してくれる妻がいじらしく可愛くて仕方ない、僕は幸せ者だと美佐子に感謝を告げる浩介は、さらに美佐子への愛を深めたのでした。

知らない妻

その日も美佐子が呼ぶ声で目覚め、美佐子が作ってくれた朝ごはんを美味しく食べ、二人仲良く出勤する…いつもと変わらない朝のルーティンです。
美佐子は会社の飲み会が今夜であることを念押しし、今日は仕事の前にコーヒーを買うからと道を分かれます。

浩介は何も疑ってはいませんでした。
でもその時の自分が愚かだったと、美佐子の嘘に踊らされていただけだったと気づかされるまでのカウントダウンは無情にも始まっていたのです。

ガールズバーで妻の浮気を疑うよう、からかっていた友人が、男と逢引きする美佐子を偶然見つけます。
友人からの連絡で、浩介の耳に飛び込んでくるのは信じられない浮気の事実です。
そんなわけないと焦る中、送られてきた画像データにさらに衝撃が走ります。…美佐子と男がホテルに入る証拠写真でした。
離婚を決めるためには証拠を集める必要があること、美佐子には浮気に気づかないふりをすること、興信所に調べてもらい、弁護士をつけて準備するよう友人に助言されます。

息をする有機物

美佐子の浮気を知った日、浩介はショックから家に帰ることが出来ませんでした。
友人から言われた『絶対に気づかれるな』という言葉を脳にこびりつかせたまま、翌夜帰宅します。
「昨日帰ってきてなかったみたいだけど まさか…浮気!?」そう不安げに尋ねる美佐子に『お前が言うな』と憎悪の念が渦巻いていきました。
仕事が遅くなりネカフェに泊まったと淡々と告げ、美佐子の隣を通り過ぎる時、「疲れた 飯はいい」と言えば美佐子は「ゆっくり休んでね」と気遣うように微笑む…目の前の妻が『あんなに好きだったはずなのに』今は単なる『息をする有機物の塊』に思え、触りたくも声をかけたくもない――。

『なんでそんな風に嘘をついて笑ってられるんだ?』そう問い質したい浩介の背中に美佐子は笑って言います――「あなた 愛してる」と。

元、妻

浩介は友人の助言どおり気づかれないように証拠を集めます。
最愛の妻を寝取った男は、美佐子の勤め先の上司でした。きっかけは職場の飲み会で一晩一緒に過ごしたこと…浮気を知った日から数日もしないうちに美佐子は浩介を何度も裏切っていました。証拠が増えていくうちに浩介の中の美佐子への気持ちはどんどんと冷たくなっていきます。夢に見ていた子どもとマイホームは、一緒に歩いてきた妻とはつくることがないのだと思い知る浩介はやるせないです。

弁護士から指示を受け、浩介は美佐子を置いて家を出ます。弁護士を交えて話し合った際に美佐子は浩介に対し泣いて謝罪しました。
でも浩介の凍った心には泣き崩れる美佐子の姿も、謝罪の内容も響きません。
『あんなに何度も何度も裏切って毎日生きてきたのが たった一度きりの謝罪で済むと考えているんだろうか?』浩介には理解できませんでした。『妻』であった美佐子を『息をする有機物の塊』としてしか見られなくなった浩介には、美佐子の後悔はもう届かないのです。

美佐子はもう『妻』ではなく、『元、妻』になりました。

貞淑で浮気願望がなさそうな女性でも、何かのはずみで浮気をしたり嘘をついたりするのかもしれません。
いつもニコニコしている彼女や奥さんは突然趣味を変えて下着が変わったことはありませんか?
あなたのため…と言っていても本当はあなたじゃない他の誰かのために用意したのだとしたら…?

「女性の浮気」をクローズアップしていますが、浮気された男性についてもリアルに描かれていて、大事なパートナーについて考えてみたくなります。コミックフェスタにて配信中、くるーち先生の『女性の浮気割合30%の実態~女は平気で嘘つきます~』是非ご覧くださいね!

  • 女性の浮気割合30%の実態~女は平気で嘘つきます~

    • くるーち/サイドランチ

    • 女性の30%が浮気をしていると言われる現代社会…「自分の妻は関係ない」、何故あなただけが言い切れるんですか?

     
    執筆者
    • 博臣

    • 趣味はひたすらゲームとYouTube。漫画とアニメと映画は恋愛系からエロ、グロ、ホラーまで何でも大好きな30代。
      小説はミステリーばっかり読むのに、書くのは専らプラトニック恋愛極めてるなにか。
      おばあちゃんになる頃には作家にもなってたらうれしい。