「氷上のプリンスに惚れてたまるか!」憧れのカレにはドキドキの絶対秘密が隠されていて?!胸キュンラブコメをご紹介!

2019/5/17 更新

今回ご紹介するのは、もんぷち先生執筆の少女漫画「氷上のプリンスに惚れてたまるか!」です。
みなさんはフィギュアスケーターといえば、誰を思い浮かべますか?
わたしは応援している選手がいて、スケートリンクを滑る姿を見るたび、ため息が出るほど美しくて感動してしまいます。
「氷上のプリンスに惚れてたまるか!」は、フィギュアスケート男子がお好きな方、幼なじみ男女のドキドキ展開が読みたい方に超おすすめの作品です♪

頑張り屋のヒロインと氷上のヒーロー

ヒロインは、東京でスポーツジムのフードアドバイザーとして働いている鈴原 千帆(すずはら ちほ)。
幼少期はフィギュアスケーターを目指してスケートの練習をしていました。

幼い千帆はダブルアクセルが飛びたくて、何度も練習をしていましたが、成功させられません。
そんな千帆の姿を見つめる男の子がいました。
その子は千帆に「見てて」と声をかけ、ジャンプを披露します。
千帆が何度やっても飛べないダブルアクセルを難なく美しいフォームで成功させたのです。
「背中に羽があるみたいだね 私もそんな風に飛びたいなぁ」
無邪気に喜ぶ千帆に、その子はニコリと笑ってこう言います。
「一緒に飛ぼうよ」

男の子に教えてもらったダブルアクセルは結局成功させることが出来なかったのですが、そのキラキラした思い出を糧に千帆は大人になりました。
今でも鮮明に思い浮かべられる、憧れ。氷上のヒーロー、高宮 蓮(たかみや れん)。
彼は現在、一流のフィギュアスケーターとして活躍し、CMに起用されるほど大人気な存在になっていました。テレビで見かける蓮の姿は、フィギュアスケーターとして競技する彼と、CMでこちらに微笑む彼とでまるで別人!と千帆は密かに思いながらも、どちらの彼にも思い出の中の蓮を重ねて、今も憧れを募らせていました。

フィギュアスケート選手ってとっても素敵ですよね。
しなやかな身体で軽やかにジャンプを跳んだり、ステップをしたり。ただでさえ華やかで魅力的なのに競技中はさらに輝いて見えます!

誰かのために、一生懸命に

千帆はフィギュアスケーターになる夢はかなえられなかったのですが、新しい夢に向かって頑張って日々働いていました。
しかし、ある日出勤すると勤務先のスポーツジムはシャッターが閉められ、閉店を知らせる張り紙がありました。
実は、経営が破綻していたジムに、千帆は担当のお客様のレッスンがあるからと半ばボランティアのように有志で残っていたのです。

閉店になってしまったことで、担当するお客様のレッスンを途中で終えなければいけなくなってしまったことに、千帆はかなり落ち込んだ様子。職を失い、彼氏もお金もない。田舎に帰るという千帆。
そんな千帆が頑張る姿を見ていた仲良しの先輩がアルバイトを紹介してくれます。なんと、先輩の実家のスケートリンクで、蓮がスケート教室を開くというのです。
臨時のアルバイトですが、仕事をきちんとしたうえでなら仕事帰りに蓮を一目見てもいいと、東京でひとつくらいいい思い出を作っていきなさいと言ってくれました。

着ぐるみうさぎ

千帆は、蓮に逢えるかもという一心で働き、先輩の後押しがあって、蓮のお見送りに向かうことができました。
早く出口に、とはやる心で向かう千帆は、うさぎの着ぐるみを着た人物が転倒する場面に立ち会ってしまいます。
蓮に逢いたくてたまらないものの、足を痛めているうさぎを見捨てられません。
手を貸そうとする千帆に、うさぎは「高宮選手を見たいんじゃないのかい?僕なら大丈夫だから行っておいで」と言います。
千帆は「人のこと心配してる場合ですか」と笑いかけ、肩を貸して一緒に医務室へ向かいました。

着ぐるみうさぎがとぼけた顔で、優しい台詞をいうのがとても愛らしいです。
千帆は自分のことよりも、他人のことを優先してしまう性格のようですね。不憫ですが、そんな優しい千帆が大好きになってきました。

頑張り屋さんの足

医務室には誰もいなかったため、千帆は自分でうさぎの足を応急処置することにしました。
治療のために着ぐるみを脱がせますが、うさぎは頭を取ることは絶対に嫌だと拒否します。
仕方が無いので、うさぎの頭はかぶせたまま、怪我をした足を千帆は治療していきました。
湿布とテーピングを施している間、千帆はうさぎに尋ねました。
「何かスポーツやってます?」
「…どうしてだい?」、と聞くうさぎに千帆は微笑んでこう答えました。
「たくさん練習してる 頑張り屋さんの足だから」

千帆がいい子過ぎます!そして、もんぷち先生の描かれる絵がとっても可愛らしくて…千帆ちゃん、笑顔が超かわいいんです!

憧れの…ヒーローとの再会…?!

大したケガじゃなくてよかったと、ホッとする千帆ですが、それよりも心配なことがありました。
治療中ずっと被っている頭のせいで、うさぎの息が苦しそうなのです。
頑として頭を取ろうとしないうさぎに、千帆は「酸欠になっているから!」と半ば無理やり頭を外しました。
しゅぽんっと抜けた頭の下から現れたのは…。サラリと揺れる銀の髪、切れ長の美しい目…。
そう、それは千帆が一目見たかった、蓮でした。
驚く千帆の耳に、窓の外から蓮を呼ぶ歓声が聞こえます。思わず振り向いた千帆の目に飛び込んできたのは、笑顔でお見送りされる蓮の姿!
目の前にも、窓の外にも、蓮が二人…一体どういうことなのでしょうか…?!

千帆の目の前に現れた蓮は、「離せっつっただろ、おせっかい」とちょっと口が悪く、俺様風でした。窓の外の蓮は、ファンに愛嬌のある笑顔を見せています。
高宮蓮は何やらワケありのような…!千帆の憧れである蓮はどちらなのでしょうか。
もんぷち先生が描かれる、胸キュンラブコメ「氷上のプリンスに惚れてたまるか!」の気になる展開が知りたい方は是非コミックフェスタでご覧くださいね♪

紹介作品

氷上のプリンスに惚れてたまるか!【フルカラー】
もんぷち
目の前の男はフィギュアスケーターの高宮蓮!?訳も分からないまま詰め寄られ、口を塞がれ、彼の秘密に巻き込まれていく――

執筆者

博臣
趣味はひたすらゲームとYouTube。漫画とアニメと映画は恋愛系からエロ、グロ、ホラーまで何でも大好きな30代。
小説はミステリーばっかり読むのに、書くのは専らプラトニック恋愛極めてるなにか。
おばあちゃんになる頃には作家にもなってたらうれしい。
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