「SPOOKY TOKYO」悪霊(スプーキー)たちが跋扈するトーキョー・シブヤ!コミックフェスタおすすめの和風ファンタジー作品をご紹介!

2019/5/16 更新

今回ご紹介するのはコミックフェスタで配信中の少年漫画、矢吹先生作「SPOOKY TOKYO」。
トーキョー・シブヤを舞台とする和風ファンタジーです。
美少女と銃の組み合わせや異能力、人外である悪霊がいる世界観がお好きな方には特におすすめします!

人間に扮した悪霊(スプーキー)たち

日本古来の侘び寂びと情緒が失われた、大都会トーキョー・シブヤ。ハロウィンで賑わうシブヤでは、ある問題が人々の頭を悩ませていました。それは、人間に扮した悪霊たちの馬鹿騒ぎ。彼らは人間に扮して近づき、人間の魂を奪おうとしているのです。
ハロウィンは現代日本でも、大盛り上がりのイベントです。様々な仮装をする人が集まるハロウィンなら、悪霊が紛れていても見分けがつかないかもしれませんね。

悪霊退治人「祈 十架(いのり とーか)」

そんな危険な場所に、おとなしそうな1人の少女がいました。彼女の名は「祈 十架」。十架は、やたらと調子のよさそうなスプーキーに狙われ、人気のない場所に連れていかれてしまいます。
そして「魂をよこせ!」とスプーキーに襲われてしまいました。しかし凛々しい雰囲気にガラリと変わった十架が銃を撃ち放ちます。十架の正体は「悪霊退治人」だったのです。
なぜ十架は悪霊退治をしているのでしょうか。

十架の過去

十架が悪霊退治人であると知ったスプーキーは許しを請いますが、十架には口先だけの嘘だとバレました。十架は真実を見抜く「十字目」を持っていて、相手の本音を見ることができるのです。
嘘がバレて逃げ回るスプーキーを、冷静に容赦なく追い詰めていく十架。その姿はスプーキーには非情な人間に思えたようで、「生きている人間に、死者の気持ちなんかわからない」と言われてしまいます。

確かに表情一つ変えずに攻撃していく十架の姿は、なんだか怖いですね。でもそんな彼女には、辛い過去がありました。あるスプーキーに両親を殺されていたのです。両親の殺害現場に遭った十架は犯人であるスプーキーの顔を見ていて名前を聞かされたものの、その記憶は奪われて朧気にしか思い出せません。

助けてくれたのはスプーキー!?

十架はスプーキーを倒し、その場を去ろうと動き出しますが、何者かが脚を掴みます。倒れたかに見えたスプーキーは、まだ生きていたのです!スプーキーとの闘いでガスボンベを撃って爆風を起こしたことが裏目となり、あちこちに引火して出た煙で囲まれてしまいます。動けない十架。ピンチが訪れます。

そこへ1人の少年が救援に現れました!ピンチを逃れた十架は、少年が「ヒッ」と目を覆ってしまうほどの銃撃でスプーキーを倒します。
少年の名は「四ヶ谷 八源(よつがや やげん)」。彼は一見普通の人間に見えますが、実はスプーキー。十架の十字目から見ても明らかにスプーキーでした。
八源の見た目は、オレンジの髪色をした人間の姿、火の玉のような頭部をしたスプーキーの姿に変化するのです。しかし本人は、自分がスプーキーだとは知らない模様。嘘をついている様子もなく、人間だと本当に思い込んでいました。

悪霊退治人とスプーキーのコンビ誕生!

悪霊退治人がスプーキーに助けられるという状況に戸惑う十架。実は八源が十架を助けたのは理由がありました。
八源はあるときから、自分の名前以外の記憶を思い出せなくなっていたのです。
「僕の記憶を取り戻してほしい」と十架に依頼する八源。彼なりに調べ、人の記憶を奪うスプーキーが存在することを突き止めていました。

十架の両親を殺したスプーキーも記憶を奪う能力がありました。同じスプーキーを探していて、しかも嘘をついている様子もないとわかった十架。彼女は八源の言葉を信じ、依頼を引き受けることにしました。こうして悪霊退治人とスプーキーという異例のコンビが誕生したのです!

本来は敵同士の関係ですが、2人は無事、ターゲットのスプーキーを見つけ出すことができるのでしょうか。そして名前以外は自分のことを覚えていない、八源の過去。彼の過去に、一体何があったのでしょうか。
そして詳細がわからない、記憶を奪うスプーキー。このスプーキーは、なぜ記憶を奪っていくのでしょうか。たくさんの謎があります。
この先については、ぜひコミックフェスタでお読みくださいね!

紹介作品

SPOOKY TOKYO【フルカラー】
矢吹
ハロウィン、シブヤ。人に扮した悪霊を狩るは、十字の瞳の女の子。復讐を誓う彼女のリボルバーが、嘘も悪意も全て撃ち抜く

執筆者

あるこ
平成生まれの腐女子。毎月BL新作を買い集めて自宅でゆっくり読むのが趣味。BL以外にもかわいい女の子や男の子、イケメンも大好き。マンガやアニメ、そして作品を作り出す作者さんを応援したい!
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