貧乏な家庭で母親と暮らす理央
貧乏な家庭で母親と2人で暮らしている、女子高生の木下理央(きのした りお)。
理央の母親は男好きで、ホストにハマっていました。
その日もホストと電話をしていて、そのまま出かけてしまいます。
親とは思えない酷い態度を取る母親に、理央はひっそりとやり過ごしていました。
母親が出かけて、ようやく静かになった家で理央は1人考えます。
誰かに助けを求めるタイミングはいつでもあった…でも、なぜかそれができない。
兄が出て行き、母親を支えられるのは自分しかいないため、いざとなったら自分が母親を殺めることすら考えていて、母親に対して妙な責任感を抱いているようです。
自分1人ではどうすることもできない現実に涙する理央は、1年前に出て行った兄を想います。
母親が失踪
翌日、いつもどおり学校に行った理央。
お金がないため学校では、兄が着ていた男子の制服を着ていました。
制服もボロボロで、ろくに食事も摂れてない理央は、女性とは思えないほど痩せています。
同級生からは「ダニきの」とからかわれていました。
学校から家に帰ると母親の姿はなく、「あとは1人で生きてね」という紙切れだけが残されていました。
唯一の肉親である母親がいなくなり、うなだれる理央。
そんな彼女の元に部下を連れたヤクザの若頭・松宮懐紀(まつみや なつき)がやってきます。
母親は多額の借金を残して、逃げたことが判明。
この家には何もないと知った松宮は、理央の臓器を売ると言い出します。
女性には程遠い見た目の理央を、男性と勘違いした松宮たち。
理央はそのまま連れていかれます。
ホストにハマる母親が残した多額の借金。
そして男と間違えられて、臓器売買されることになった理央。
一体理央はどうなってしまうのでしょうか。
借金返済のために臓器売買される!?
男性だと勘違いされたまま、連れていかれた理央。
そこでヤクザたちの組長と初対面します。
組長も同じく、理央のことを男性と勘違いした様子。
何を言われても無反応な理央を見て、可哀相だと憐れみます。
そして理央の体の状態を確認するため、全裸にさせろと命令しました。
そこでようやく、理央が女性だと気づきます。
予想していなかった事実に、驚くヤクザたち。
組長も松宮も驚き、言葉を失くしていました。
理央が女性だとわかった組長は臓器売買を中止し、「お前は生かす」と宣言。
理央は組のために働くことになりました。
やっと女性だと気づいてもらえた理央。
臓器売買は中止になり殺されることはなくなりましたが、表情に変化がありません。
本当はそのまま殺してほしかったのでしょうか…。
兄には置いてかれ、母親に捨てられてしまったのだから、そう思っても仕方ありませんね。
男性と偽ってヤクザの世話に!?
生かされることが決定した理央。
そこへ松宮が突然、「自分が世話をする。半年で稼げる女にする!」と名乗りを挙げます。
衝撃の宣言に組長も部下たちもざわつきますが、組長は面白がってそれを許可しました。
ただし理央が女性であることは隠し、男性として松宮のそばに置くことを提案します。
こうして理央は、松宮の世話になることが決まりました。
なんとか殺されずに済んだ理央。
しかし若頭である松宮の世話になることが決まり、不安を隠せません。
どうやら松宮は理央の何かに惹かれて、世話することを決意した様子…。
確かによく見ると理央は結構キレイな顔立ちをしているし、もう少し太れば、なかなか良い感じの女性にはなりそうですよね!
根暗で、みすぼらしい見た目の理央を美しくするため、いったいどのようにプロデュースしていくのでしょうか?
松宮の手腕に期待大です!
美しく変身を遂げた理央の将来も気になります。
末平菊介先生が描く『ヤクザ様の才女教育』は、コミックフェスタで配信中です。
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