汗だく男子二人
連日猛暑のある日、無風の室内に扇風機もエアコンも使わず、汗だくになっている男子二人がいました。
部屋でうつ伏せに横たわっているのが夏目猫太(なつめ ねこた)、そして座り込んでうちわを扇いでいるのが青木達生(あおき たちお)です。
うだる暑さのなか扇風機もエアコンも使わない理由は…、
エアコンは故障して暖房しか使えなくなり、扇風機は達生が壊してしまったためでした。
猛暑日に、なんとも不運な二人。
暑さに耐えられない二人は、下半身はパンツ一枚で過ごしていました。
汗だくなうえに薄着の男子が二人…なんだか何かが起こってしまいそうな予感がします!
パンツにおしっこ染み?透け乳首…なんだかムラムラしてきた!?
自分が扇風機を壊したのにも関わらず、不満タラタラの達生。
そんな達生の様子に猫太は「扇風機を壊したんお前やし、直す義務もお前にあるやろ」と怒り、達生の背中を蹴ります。
達生は振り返ると、猫太のある部分に注目します…それは猫太のパンツ!局部付近です。
達生は猫太のパンツに染みがあるのを見つけてしまいました!
染みは汗なのかおしっこなのか、猫太のパンツに視線が釘付けの達生。
話を聞いていない様子の達生にさらに怒りが込み上げた猫太は、達生に詰め寄りました。
そうすると達生の視界に今度は猫太の上半身が入ります。
汗でぐっしょり濡れたTシャツには乳首が透けて見えていました。
パンツの染みと透け乳首…AVみたいに卑猥な猫太の姿。
達生はその姿に思わず勃起してしまいます!
そこへ猫太のビンタが一発飛んできました。
ビンタの衝撃に少しだけ冷静になった達生は、怒りMAXの猫太に「わかった。その代わり、直ったらエッチしよな」と言い出します。
達生の発言に、猫太は勢いを無くし大人しくなってしまいました。
猫太の(いつもそんなん聞かんくせに、ヤりたきゃヤればいいのに)という心の声から、二人には肉体関係があり、しかも特別なことではないように思われます…。
扇風機が直った!…ということは?
達生の奮闘により、無事に直った扇風機。
猫太と達生は扇風機の前に座り、その涼しさに感動していました。
そこで悲しい出来事が起こります。
暑さと行為の激しさに限界を迎えた猫太が、扇風機の方向へとよろけてしまうのです!当たった衝撃で扇風機は倒れ、再び故障してしまいました…。
二人のやり取りと猫太の心の声から、二人は毎日のように体を繋げていることがわかります。
昨日もシていたんですね!
猫太の、(この不毛な行いに意味はない)という心の呟きが引っ掛かります…。
欲を吐き出しあうだけで、特別な感情がないというのは、二人の間にはどういう関係があるのでしょうか?
猫太と達生はただの幼馴染み?
猫太と達生は幼稚園からの幼馴染みでした。
大学生になった今でも、一緒に講義を受けたり食事をしたり、隣にいることが当たり前のように過ごしています。
いわゆる腐れ縁が続いていたのです。
そんな猫太と達生がエッチをするキッカケとなった出来事があったのは、5年前の夏でした。
名前のとおり、猫太が受け役のネコで、達生が攻め役のタチでしたね!
さて、二人の過去に何があったのでしょうか?
二人の関係性に目が離せません!
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