『女の敵はオンナとか言うけれど…』婚活から女同士の敵対劇!?おすすめ女性コミックをご紹介
2019/7/19更新
今回おすすめする漫画は本尾みゆき先生の女性コミック、『女の敵はオンナとか言うけれど…』です。
恋か友情、どちらか選ばなければならないとしたら、あなたならどうしますか?
そんな疑問を投げかけられて「どっちも」と望むのが、本作の主人公です。
婚活パーティーで仲良くなったモテ女性、やっと巡りあえた素敵な男性、そして高校からずっと仲良しの女友達たち…、主人公を取り巻く人間関係が波乱のドラマを繰り広げます。
婚活にハマる
主人公、成美 愛(なるみ あい)が婚活にハマったきっかけは、妹の結婚式でした。
愛は幸せそうな妹や両親を見て、「私もあんなふうになりたい」と初めて感じたのです。
27歳の愛は、彼氏いない歴イコール年齢で恋愛のことをよく知りません。
男性経験のない愛が、初めて出会う男性と一気に恋愛と結婚をかなえようとしているのは少々不安になりますね…!
婚活パーティーで孤立してしまう
初めて婚活パーティーにやってきた愛は、周りの綺麗な女性を見て気圧されます。
それでも愛は、自己紹介タイムでは、うんと気合いを入れて挑みました。
しかし、意気込むほど空回りしてしまい、男性を置いてきぼりにして自分の話ばかりまくし立ててしまうのです。フリータイムでは男性に避けられ、モーセのような状態になってしまいます。
愛は「もしかして恋愛に向いてないんじゃ…!?」とぽつんとひとりで落ち込んでいました。
婚活パーティーでは第一印象が大事ですが、愛は男性陣に隙のない強引な印象を与えてしまったようです。自分は社交性があるほうだと思っていた愛ですが、慣れない場所で気合が入り過ぎてしまいましたね。
婚活でモテる女性と出会う
孤立してしまった愛とは反対に、男性陣に囲まれている女性がいました。その女性は愛と目が合うと、笑いかけ、「こっちで一緒にお話しましょうよ」と誘います。そしてアドバイスとして、「まずは相手の話を聞くの。ニコニコ相槌うつだけでいいわ」とこっそり告げました。
アドバイスどおりに愛が実践すると、なんと4人もの男性と連絡先を交換することができたのです!
婚活パーティー終了後、愛はその女性にお礼を言います。女性の名前は、八重島(やえじま)さんといい、大人っぽい雰囲気と人懐っこい笑顔が魅力です。
八重島さんから、「愛さんといると楽しいわ」と言われ、「今後も連絡を取ったり一緒に婚活パーティーに参加したりしましょうよ」と誘われると愛は快諾し、八重島さんのアドバイスを受けながら婚活の経験を重ねていきます。
婚活パーティーでの女同士はライバルともなり得るのに、親身にアドバイスをする八重島さんの余裕はすごいですね!
「当たり」の男性を引く
八重島さんは愛に、いろいろな男性と出会うことを勧め、「経験値を上げながら当たるまでクジを引くの」と言います。愛は婚活アプリも使用するようになり、様々な男性と出会っていくのですが、なかなか「ピン」とくる相手に巡り会えていません。
「私にとっての当たりってどんな人なんだろ」と思っていたところ、ついに待ちに待った出会いがあります!
婚活アプリを介して会うことになった桐ヶ谷(きりがや)さんという男性の顔を見た瞬間、「当たりだーーーっ!!」と愛は心で叫びました。
ときめきすぎてデートは一瞬でしたが、次のデートの約束をしています。
桐ヶ谷さんは、スーツが似合う爽やかなイケメンです。愛のビジョンではキラキラと輝いてます!
女性へのエスコートもスマートな印象ですね。
女同士のドロドロ?
桐ヶ谷さんとの恋愛相談を女友達たちにしてみようと思った愛ですが、女友達たちのそれぞれの状況を考え、これまで恋愛の深い話をしたことがないことに思い当たります。
いきなり彼氏ができたことを報告できたら驚いてくれそうだと、愛は女友達たちとの集まりを断り続けてしまいます。
しばらく経ち、桐ヶ谷さんとの3回目のデートを控えて、女友達たちとの集まりに愛は参加します。そこで調子よく桐ヶ谷さんとの話を切り出すと、女友達たちからの反応は悪く、「私は…賛成できないかな…」「そういうの…愛ちゃんらしくないっていうか」と言われ、女友達3人全員から否定されてしまいました。挙げ句の果てには「恋愛向いてないんじゃない?アンタには」と言われてしまいます。
女友達はみんな彼氏がいないフリーの状態。自分が幸せになることを女友達たちは邪魔しようとしているのかと疑う愛は、八重島さんに相談した時のことを思い出しました。
八重島さんいわく、彼氏のいない女友達は「共同体」感覚で絆を深め、その中で1人だけ彼氏をつくれば裏切り者だと思われるそうです。そして、その女友達は愛の足を引っ張る敵になる…と。
「私ならね」と前置きし、「恋か友情か選ばなきゃいけない時が来たら恋を選ぶわ」「結婚相手とは人生を共にするのよ、たまにしか会わない友人より大切だと思わない?」と話す八重島さん。愛はざわっとしました。
女友達たちとは高校からずっと仲良くしています。自分たちは女同士のドロドロとは無縁だと思っていたため、愛は女友達たちの反応にとてもショックを受けてしまいました。
「女の敵は女」とは、よく聞くフレーズですね。仲がよくても恋愛関係でこじれてしまったなんて話も聞きます。八重島さんの言う通り、女友達たちは愛の幸せを邪魔しているのでしょうか?
しかし、愛がいなくなったあとの反応を見ると…。
恋と友情「どっちも」ほしい愛。
複雑に絡んできた人間関係の中で、愛は婚活を成功させられるのでしょうか?
今後の展開がとっても気になる、本尾みゆき先生の『女の敵はオンナとか言うけれど…』は、コミックフェスタにて配信中です。ぜひご覧くださいね!
紹介作品
- 女の敵はオンナとか言うけれど…【フルカラー】
- 「自分にだけ恋人ができたら、友達は敵になる」って…「あの人」の忠告が現実に!?恋と友情は両立できないの…?