男同士で抜きっこする佐久間くんと多喜くん

しっかりしていて世話好きの佐久間と小動物みたいで守ってあげたくなる多喜。物語は2人が抜きっこをする場面から始まります。お互いの吐息が感じられるほど密着して、お互いを慰めあう姿はとても官能的です。抜きっこの軍配は佐久間に上がり、多喜は佐久間の手の中で果てます。

「また俺の勝ちー」と勝ち誇る佐久間に対して、「･･･競ってないし　それよりおなかすいた」と多喜はちょっと拗ねつつ甘えます。料理をする佐久間を見つめる多喜の顔は、やすらぎと幸福に包まれています。

佐久間くんと多喜くんの出会い

多喜は5歳の時に両親を亡くしましたが、祖父母に大切に育てられてきました。祖父母の愛情によって、さびしさを感じることなく成長できたことを多喜は感謝しています。

大学に入学した多喜は1年の夏に佐久間と出会います。きっかけは佐久間が多喜のレポートを拾ったことでした。レポートのすごさを語る佐久間の笑顔と祖父の笑顔が似ていたので、多喜は佐久間に対して親近感を覚えます。同時に誰とでも仲良くなれて、いつも周りに人が集まる佐久間に憧れを抱くようになりました。

それから2人は仲良くなり、佐久間は多喜の家に何度も遊びに行くようになり、祖父母とも仲良くなりました。4人で一緒に食卓を囲む仲までになります。

一線を越える佐久間くんと多喜くん

ある夏の日にベッドの上でアイスを食べる佐久間と多喜。佐久間に「多喜と同じドーテーだもん俺」と言われ、童貞と決めつけられた多喜は不服です。「童貞だけどむけてる」「ズルむけ」と対抗します。

本当にズルむけなのか確かめようとした佐久間は、勢いあまって多喜をベッドに押し倒してしまいました。ベッドに押し倒された多喜の姿はとても艶やかで、佐久間は気持ちを抑えきれなくなり多喜の下半身に手を触れます。多喜も佐久間を受け入れ、2人は絡み合いキスをしました。

一線を越えた2人の関係は、社会人となり同じ会社に入社してからも変わりません。
しかし、社会人2年目の冬に多喜の祖父母が事故で亡くなる悲しい出来事に見舞われてから、2人の関係はよりいっそう深いものになります。佐久間は余計に多喜に世話を焼くようになり、多喜の側から離れることはなく、毎日のようにお弁当を作ってくれるようになりました。

佐久間くんが結婚？動揺する多喜くん

ある日の休憩中、多喜は会社の同僚から衝撃の事実を聞かされます。
「佐久間さん、もうすぐ結婚しちゃうんでしょ？」

初めて聞く佐久間の結婚話に、多喜は大いに動揺します。佐久間が結婚するためにジュエリーショップでペアリングを選んでいたことを、多喜は知りませんでした。
「彼女がいたの？」「いつから？」「どこで会ってたのかな」「てことはもう童貞卒業してた？」
様々な疑念が思い浮かび、多喜の心は乱れます。

誰もいない真っ暗な家に帰宅した多喜は、佐久間が自分を捨てていなくなってしまうかもしれないと思い、一人涙を流します。

すれ違う佐久間くんと多喜くん

多喜が泣いている最中に、佐久間が家を訪れます。佐久間がジュエリーショップの袋を持っているのを見て、多喜は結婚の噂は本当だったと確信します。

「俺知らなかった さくまが童貞捨ててたことも･･･結婚することも」
涙を流しながら多喜は佐久間に、結婚することを黙っていたことや、自分に隠れて彼女を作っていたことへの怒りと悲しみをぶつけます。突然の話に佐久間は驚き、焦ります。

「それにしたってこんな絶倫の旦那さんじゃ奥さん大変だ」「逃げられないように･･･しなよね」
多喜はあふれ出る涙を止められません。感情を抑えきれずに思いが溢れたのは、誰よりも佐久間のことを大切に思っていたからです。

話を聞いた佐久間は、意を決して多喜に告白をします･･･。佐久間の告白シーンは必見です。
どんな告白なのかはコミックでご確認くださいね。