『異世界で第三皇子の専属マッサージ師になりました。』謎多いイケメンのキスで異世界にタイムスリップ!?
2019/8/8更新
今回ご紹介する少女コミックは、真田ちか先生執筆の中華風異世界ファンタジー、『異世界で第三皇子の専属マッサージ師になりました。』です。
地元の整骨院で働く飛田結菜は、ある患者にキスされた瞬間、異世界にタイムスリップ。見知らぬ国の戦乱時代にいて、そこにはさっきの患者そっくりの男が「皇子」と呼ばれて立っていました。
―果たして患者と皇子にはどのような関係があるのか、そして結菜がどうなっていくのか?
さっそくストーリーを紹介していきます。
頑張り屋でマッサージ師の結菜
主人公の飛田 結菜(ひだ ゆいな)は、地元の人気整骨院で働く普通の女の子。
しかし勤務先は、院長の厳しい言葉や激務が原因で、スタッフが定着しない状況です。
結菜もまた仕事を辞めたいと考えていましたが、院長が患者から慕われている様子を見ると、「もうちょっと頑張るか」と改めるのでした。
院長は一生懸命なだけと分かっている結菜は、このように誠実な心を持っているのです。
結菜に会いに来た蒼井
患者から急かされて、結菜は業務に取りかかります。
しかし相手は気難しそうな人で、さらには「俺から会いに来てやったんだ。久しぶりだな」と言われる始末。
結菜は朝に見たニュースを思い出し、患者がアーチェリー日本代表の蒼井 龍一(あおい りゅういち)だと気づきます。
ただ、結菜と蒼井は面識がありません。
蒼井は自分のことを忘れてしまった結菜に驚きますが、やがて思い出すだろうと考えて、施術を催促します。
強引なキスで〝思い出させる〟
蒼井は結菜の対応に苛立ちを隠せません。
古傷を見てもなにも思い出してくれないため、蒼井は力づくで思い出させようとします。
力強く結菜の首に手を回して引き寄せ、逃げられないように顔を押さえ、強引にキス。
結菜は突然のセクハラにショックを隠し切れません。
どんなに激務でも好きな仕事だから続けられましたが、もう無理…!と思うのです。
しかし次に目を開けると、自分を見下ろす男たちに囲まれていることに気づくのでした。
蒼井によく似た皇子
それまで整骨院の一室にいた結菜は、異世界にタイムスリップしてしまいました。
戦乱時代を思わせるような武器を携えた男達に囲まれ、状況を掴めずにいましたが、そこに高貴な衣装を着た蒼井によく似た人物が姿を現します。
知っている人に出会えた安心感で近づく結菜。
ところが側近が結菜を制止させ、さらに彼を「皇子」と呼びます。
すると蒼井に似た人物は、自分が廉国第三皇子・汪 青龍(おう せいりゅう)だと名乗ります。
青龍の言動は蒼井とそっくりでしたが、結菜は彼の言っていることが理解できません。
また、青龍は結菜を拘束して身元を吐かせるよう、部下に命じるのでした。
そして敵であれば好きにしてもいいという言葉だけを残し、青龍はその場を去っていきます。
皇子が気になる結菜
拘束された結菜は、自分が日本の東京から来たことを話しますが、誰からも信じてもらえません。その事実を証明できない状況が続くと、尋問する男に結菜は太ももを好色な手つきで触られてしまうことに。
「触んないで」と言い終わらないうちに、再び青龍が結菜の前に現れます。
青龍は部下を諫めるために来ましたが、結菜にも興味を持っていました。
結菜は捕らえられている状況にもかかわらず、助けてくれた青龍に感謝をします。
すると青龍本人から質問をされ、結菜は日本の詳細や、自分が異世界からやってきたことを包み隠さず打ち明けました。
ところが青龍は「絵空事は好きじゃねーんだよ」と、結菜の話を信じようとはしません。
結局、結菜の拘束は解かれないまま、青龍はまた去っていきます。
一方で結菜は、青龍がふいに見せた寂しそうな表情が強く心に引っかかっていました。
皇子から治療を命じられる
青龍たちが構えている陣内で、なにやら儀式が執りおこなわれます。
その内容は、病人や怪我人に白蛇を這わせて悪霊を退けるというものですが、見ていた結菜は、黙っていられず拘束されたまま声を上げて儀式を中断させます。
得体の知れない存在のせいにするのではなく、ちゃんと診てあげてと結菜は願い出ました。
儀式が中断されて場が混乱してしまう中、青龍は騒ぐなと兵士たちを一喝。
そして結菜に対して、儀式を邪魔した者は処罰の対象だと説明し、剣を振り抜きます。
絶体絶命…そう思った結菜でしたが、ゆっくり目を開けると拘束が解かれていました。
どうして縄だけが切られたのが理解できない結菜。
すると青龍は結菜の目の前にしゃがみ込み、「お前が治してみろ」と命令しました。
果たして結菜はどのように治すのか、そして無事に治療ができるのでしょうか…?
結菜の誠実さと優しさには心が温まるばかり!
結菜は現代に戻ることはできるのでしょうか…?
そして整骨院で出会った蒼井と、異世界の皇子である青龍の関係とは?
気になる続きはコミックをチェックしていってください!
真田ちか先生によるフルカラー少女コミック『異世界で第三皇子の専属マッサージ師になりました。』は、コミックフェスタで好評配信中ですよ!
紹介作品
- 異世界で第三皇子の専属マッサージ師になりました。【フルカラー】
- 「力ずくで俺のこと、思いださせてやる」見知らぬ男から、突然のキス…その上、目を開けるとそこは…戦乱さなかの異世界でした。