真美の周囲にいる人達

主人公の吉田 真美（よしだ まみ）は、高校1年生ながらも読者モデルをしていて、男女問わずチヤホヤされる美少女。告白を受けるのも、断るのも慣れっこです。

放課後の教室では、柊 由衣（ひいらぎ ゆい）が真美に対して「自慢の友達」「綺麗で成績優秀。こんな完璧な人なかなかいないよ」と語ります。
加藤 聡（かとう さとし）もまた真美に好意がある様子で「今度俺と…」と、おずおずと声を掛けるのですが、由衣に遮られてしまいました。
由衣は真美に、都市伝説で有名なスポットに寄り道しようと誘うのですが、真美はバイトがあるからと断ります。

真美が教室を出て行った後、他の女子生徒達が「ああいう子って裏で何してんのかわかんないよ」と、パパ活しているのではないかなど真美を貶めるような発言をしていました。真美を慕う者がいる一方で嫌っている者もいるのです。

真美にはお金が必要？

真美はクシャミをし、風邪気味のようで「後でマスク買わなきゃ…」と思いつつ、銀行で通帳の残高を確認しています。
目標金額まであと少しで到達できることが嬉しい様子。

そして真美の視線の先には美容外科があります。真美ほどの美少女が美容外科にどんな思いがあるのか、謎のあるシーンです。

友情以上の感情を持ってしまった由衣

由衣は真美と来たかった場所に聡とやってきました。そこは一見何の変哲もない川です。
二野川と呼ばれるその川に100年ほど前から伝わる昔話を由衣が語りだします。その内容とは、双子は忌むべきものとして丙申の日に必ず殺すことが決まっており、殺される場所として使われたのが二野川だというオカルトな話でした。

しかし、諸説あるものの現在に伝わっているのは、川に飛び込むと願いが叶うというロマンティックなもの。「本当なら真美とずっと仲良くいられるようお願いしたいけどね」と笑顔で話す由衣。
聡は「由衣って真美のこと好きだろ、友達として以上に」と指摘すると、由衣は図星な様子です。気まずそうに肯定する由衣に対して聡は偏見を持つでもなく、「ライバルってやつだ」と軽く笑顔で返します。

由衣を襲撃したのはマスクを付けた…？

聡と別れて歩いている由衣の背後からマスクを付けた真美が「由衣」と声を掛けます。会いにきてくれたことに喜ぶ由衣に真美は「私のこと好きって本当…？」と、先ほどの聡とのやり取りについて尋ねます。

「由衣の気持ち、よくわかったよ」と戸惑う由衣の頬を撫でる真美。赤面する由衣は次の瞬間、前髪をハサミでバッサリ切られてしまいました。
真美は笑顔でひどい言葉を吐き、あまりの驚きに漏らしてしまった由衣をスマホで撮影して立ち去ってしまいます。

翌日、学校はハサミで髪を切られた由衣の噂でもちきりでした。真美を嫌っている女子生徒達は、真美が犯人ではないかと話していて、真美はというと「ハサミで髪を切られた…？」と顔面蒼白になっています。

聡は真美に、「好きな子が傷ついたら嫌だから」と告白し、「これから帰りは家まで送る」とも言いました。初めて見る聡の真剣な顔に真美はドキドキします。

早く帰ると最悪な日？真美と母親の関係の謎

帰宅した真美は母親と会うと、舞い上がった気分が一転し、「最悪な日」とまで思ってしまいます。母親は真美を自慢の娘だと言うのですが、暗に誰かと比較して話しているのです。

あまり話を聞きたくない様子の真美は、誤魔化すような笑顔で買い物に行ってくるとそそくさと外に出ます。そして真美は何かを思い出すように「浮かれてはいけない、私にはやるべきことがある」と自分に言い聞かせるのでした。

2度目の標的は聡！襲撃を中断した電話の相手は…

由衣が襲われた路地を歩いていた聡は座り込む少女を発見しました。その少女は由衣を襲ったマスクを付けた人物です。

少女は「結局あんたの好きなんてそんなもんなのよ」と小さくこぼし、聡の頬をハサミで切りつけます。更に襲いかかろうとしますが、持っていたスマホの着信音に反応します。通知相手を確認した少女は明るい顔つきに変わり、その場を去ってしまいました…。