夫に触れられたくない妻

田中義孝（たなかよしたか）は妻のみさきと娘のくるみと3人で暮らしています。義孝は愛しの妻と、自分の帰りを出迎えてくれる娘がいることに幸せを感じていました。くるみにはデレーっとして、みさきには「ママおかえりのチューは？」と甘えて、とても幸せそうです。みさきはキスしてくれませんでしたが…。

みさきがくるみを寝かしつけた後、義孝はみさきに「なぁ久々に今夜は…」とセックスの誘いをします。義孝はみさきに抱きつこうとしますが、みさきに「イヤッ！！」と振り払われて、拒まれてしまいました。その反応に義孝は唖然とします。

「…おやすみっ」みさきはそのまま1人ベッドに入って、寝てしまいます。「イヤって…俺たち夫婦だろ…！？」義孝はみさきに拒まれたことに大きなショックを受けるのでした。

妻に拒まれ続ける夫

その後も義孝は何度もみさきに誘いをかけますが、「生理だから」「疲れてるの」と理由をつけて全て断られてしまいました。何度もみさきに断られた義孝は「これってセックスレスだよな…」と落ち込みます。仕方なく義孝は1人淋しく自分を慰めるのでした。そして、すれ違い続ける2人はギクシャクしてしまいます。

「毎晩求められて断るのはイヤだなあ」みさきは自分が全然その気にならないことを、義孝が分かってくれないため悩みます。

夫は妻の話を盗み聞きして衝撃の事実を知る

義孝は会社の同僚と一緒に入った飲食店で、偶然みさきを見つけます。みさきは友人の涼子と話をしていました。義孝はみさきの話が気になり、とっさに隠れて会話を盗み聞きします。そこで義孝はみさきから衝撃の事実を聞いてしまいます。

みさきは涼子に、夫には言えない本音を打ち明けます。「夫に触られるのがすごくイヤなの…」みさきの言葉に、レスの原因が自分にあることを知った義孝は驚愕します。みさきは子供ができてから、義孝に触られるのがイヤになってしまったと話します。

だからといって、みさきは義孝のことが嫌いというわけではありません。子供と3人ですごしているときは幸せだと思っています。

妻からのかいしんのいちげき！！

ただ、みさきには、義孝に対する不満がたくさんあります。「家事しない！靴下脱ぎっぱなし！それで求められたって！」みさきの不満は爆発します。その不満は義孝に突き刺さります。

そして、「セックスって子作り以外でいらないんじゃないかな…」というみさきの言葉は、義孝に容赦なくダメージを与えました。義孝は魂が抜けそうなくらい打ちのめされてしまいます。

義孝にとっては一大事ですが、落ち込む義孝の姿がおもしろくて、つい笑ってしまいました！

妻の負担を減らすため、夫は家事を手伝うが…

みさきがセックスしてくれない原因は、みさきが家事で疲れているからだと義孝は考えます。そこで義孝はみさきの負担を減らすために、自分から家事を率先して手伝います。

しかし義孝の家事は、洗濯物をしわのままにしたり、食器洗いでは洗い残しがあったりと雑でした。それを見て、みさきはイライラしてしまいます。一方の義孝は家事がうまくいったと思って、自慢げです。

妻の怒りが大爆発

義孝は、みさきが義孝の家事の後始末をしていることを知らずに、みさきに抱きついてしまいます。のんきな義孝に対して、みさきの怒りが爆発します。「いい加減にしてよ、ただでさえ疲れているのにあなたの後始末で余計へとへとよ！」

それに対して義孝は、「みさきが疲れているから最近…その、夜デキないんだと思って…」と家事を手伝った理由を話します。それを聞いたみさきは「セックスしたくて家事やってたの！？」とあきれます。

2人のやりとりする声に驚いたせいか、寝ていたくるみが起きて泣きだしてしまいました。
そして、みさきは義孝に対して、決定的なダメージとなる言葉を言い放つのでした…。