赤ずきんの掟

とある森で暮らしていたおばあさんはある日、オオカミに食べられてしまいました。それから、孫である赤ずきんのアカリにはある掟が課せられます。

「オオカミに出会ったら必ず退治しなさい。」と

この掟を課せられたアカリですが、まさに今オオカミに遭遇しピンチを迎えています。そこに助けに来たのは、猟師のリヒト。５年前からアカリをオオカミから守る猟師として、一緒に暮らしています。

オオカミを退治したリヒトは、アカリがけがをしていることに気づきお姫様だっこをして、「お前の命は俺の命だ　わかったな」とアカリに言い聞かせます。

アカリは自分のことを優しく守ってくれるリヒトに好意を抱いていて、この想いをどうにか伝えたいと思うようになります。この日はリヒトの誕生日。そこでアカリは手料理をふるまって、プレゼントも用意してリヒトにとって特別な日にしようと考えるのでした。

リヒトの誕生日

「リヒトさん　お誕生日おめでとうございます！」と祝うアカリ。しかしリヒトは「…そういえば今日だったな」と自分のことには無関心です。

リヒトはアカリの用意してくれたスープを口に運ぶと「うまい」と静かに言い、アカリのおかげで生きる意味ができたと日頃の感謝の気持ちを伝えてくれました。

アカリは普段は無口なリヒトの心中を知り、嬉しくなって「私はリヒトさんのことが好きです」と告白します。しかし、「そうか　ありがとう」とうまく伝わりません。

そこで更なるアピールとして、リヒトの頬についてしまった料理の汚れを口でペロッと取ってあげます。それでもリヒトは、「拭いたほうが早くないか？」と何も気にかけていない様子です。

リヒトは恋愛感情にも疎いようで、アカリの想いはなかなか届かないままでした。

首輪のプレゼント

時は少しさかのぼり、誕生日プレゼントに悩んでいたアカリはリヒトと一緒に仕事をしている罠師のフリードに尋ねてみることにしました。

フリードは初めてアカリが話しかけてきてくれたので、とっておきの情報としてリヒトが新しい首輪を欲しがっていると教えてくれます。

「お酒飲んで寝てる間にこっそりと…ね」とフリードはアドバイスをし、アカリは革の首輪を用意することにしました。

アカリの作った料理をたくさん食べ、お酒も入っているリヒトはぐっすり寝ています。アカリはフリードの助言通り、こっそりと起こさないように首輪を外すことにするのですが…

灰色の尻尾

しかしここでリヒトが目を覚ましてしまいます。すると「何をしてる？」とアカリの腕をガシッとつかんできたのです。

アカリはすぐに元の首輪を返そうとしますが、慌てていたため足を滑らせリヒトの上にドサッと倒れてしまいます。

すぐにどこうとしますが、なぜかモフッとした感触がありました。ふと床を見るとそこには灰色の尻尾があったのです。

リヒトの正体はオオカミ！！

ずっと優しく守ってくれていた猟師のリヒト。しかしその正体は宿敵のオオカミだったのです

オオカミとなったリヒトはアカリのことを食べてしまうのかと思いきや、ペロペロと耳を舐めだしたのです。さらに服を脱がして胸を舐めはじめ、アカリはオオカミの温かい長い舌にジンジンと感じてしまいます。

そして下のほうも舐めようとしたその時、リヒトはハッと何かを思うようにと頭を抱えます。しかしリヒトは止めることができず、アカリの大事な所を舐めだしてしまうのでした。

お前だけは襲いたくなかった…

「そんなトコ舐めたら汚いですよっ…」といいますが「汚くないお前の身体は全てご馳走だ」とリヒトは舐めるのを止めません。長いオオカミの舌が中まで入ってくる感覚に、アカリは「リヒトさんっ、私もうっ…」と我慢できなくなり、そのままイかされてしまいます。

その後リヒトはアカリのことギュッと抱きしめます。そして何か思いつめる表情で

「お前だけは襲いたくなかった…」

と告げるのでした。