結婚3年目にして、セックスレス

「最後に嫁を抱いたのいつだっけ？」お昼休憩中の社内で、中嶋勇吾はスマホでAVを鑑賞しながら、ふと思います。妻のユイは求めてこないし、勇吾も好きなAVで抜ければ十分と考えていたので、結果的に夫婦はセックスレスになっていました。

「…勇吾。ユイちゃんと上手くいってるのか？」新婚である同僚の坂元に、勇吾は夫婦関係を心配されます。「今晩あたり抱いてやったらどうだ？夫婦のコミュニケーションも大事だと思うぞ」と坂元に言われますが、勇吾はその時セックスレスについて重大に考えていませんでした。

あれ？反応しないアソコ

坂元のアドバイスを受けて、勇吾はユイを久々に抱こうと思います。「急にどうしたの」部屋で一緒に映画を見ている途中、勇吾はユイの髪にキスをします。「俺達は大丈夫。いつだって昔みたいに抱けるんだから」勇吾はそう思いながら、ユイを抱き寄せました。

「あれ？」しかし、勇吾のアソコは勃たず、結局ユイとはセックスできませんでした。勇吾は1人のときはすこぶる元気なのにと不思議に思いますが、自分の息子の気がたまたま乗らなかっただけと思うことにしました。

微妙な距離感。夫婦の危機？

翌日、2人はデートで街に繰り出します。ユイはクリスマスツリーのイルミネーションに魅かれて、写真を撮りたいと勇吾にお願いをします。勇吾はスマホを構えて写真を撮ろうとすると、その場にいたスタッフが2人の写真を撮りますと申し出てくれました。

いつもはユイだけを撮っていたので最初は断ろうとしますが、断るのは申し訳ないと思い、お願いをすることにします。「一緒に撮ってくれるって」勇吾はユイの隣に座りますが、ユイは少し横にずれて座りました。その時、勇吾はユイとの間に微妙な距離感を感じたのでした。

後日、勇吾は坂元に写真を見せて、ユイとの間に距離感を感じることを相談します。写真を見た坂元も距離感があることを察します。

「それは夫婦の危機だな」そこにバツイチの竹中がやってきました。距離感の原因は大体予測できると話す勇吾に対して、竹中は「予測できることだけが原因とは限らないぜ」と忠告をします。

嫁を観察すると…

竹中の忠告を聞いて、ユイと距離感がある原因が、セックスの時に勃たなかったこと以外にあるかもしれないと思い、勇吾はユイを観察することにします。

観察を始めて、違和感はすぐに見つかりました。ユイは携帯を常に持ち歩き、画面を見られるのを極端に嫌がります。それから、勇吾が飲み会で帰らない前日には、なぜかスキンケアに手間をかけていました。その次の日には、勇吾が知らないユイの下着が洗濯物に紛れていたのです。このことから、勇吾はユイが自分の知らないところで何かをしていると確信します。

妻の浮気現場を目撃

「人としてこんなことするのはどうかとは思うけど…」勇吾はユイの行動を確かめるために、ユイの鞄にGPSの端末を忍ばせます。そしてユイが友達と食事をすると言って出かけた日に、勇吾は変装してユイを追跡しました。位置情報を手掛かりにユイを探していた勇吾は、今まで見たことがない服を着て、化粧も、髪も着飾ったユイの姿を目撃します。

「ユイ、お待たせ！」そこに勇吾の知らない男が現れます。ユイと男は、まるで恋人のように密着して話をしていました。妻の不貞を目撃した勇吾でしたが、他の男に寝取られているユイを見て何故か胸の高鳴りを覚えるのでした…。