残念ビッチと素敵ビッチ

アラフォー独身の音咲椿は、自分のことを残念ビッチだと思っていました。男性に求められると流されてすぐヤり、本命彼女にはなれず、男本位のセックスを頑張ってしまうなど、男の思うように流されてきたのが残念ビッチです。しかし、世の中には2種類のビッチが存在すると音咲は話します。

それは、「男に流されず、病まず、セックスを自由に楽しむ。その名も素敵ビッチ！！」です。1人の素敵ビッチとの出会いが、音咲に変わりたいと思うきっかけを与えてくれました。

素敵ビッチとの出会い

「ねェ私達って付き合ってるの！？デートはいつもHだけだし、ホテル代もいつも私持ちだし！！私のなにがいけないの！？」ラブホの入り口で音咲は、相手の男性に詰め寄ります。男性はめんどくさいと思い、「そーゆーとこだよ！！お前とは付き合ってねーよ！！」と言って帰ってしまいました。1人残された音咲は涙を流します。

「待ってくれよ。次はいつ会える！？」そこに別の男性の声が、聞こえてきます。男に呼び止められた女性は、「じゃあね～」と颯爽と去っていきました。音咲は女性の姿を見て、「どーしてそんなに（ヤった相手に）クールになれるの！？お願い教えて！！」と女性を呼び止めます。

素敵ビッチの自宅に招かれて

不思議がる女性の前で、音咲は号泣してしまいました。ななせと名乗る女性に、音咲はなだめられます。それから、ななせに自分の家で飲まないかと音咲は誘われました。

セックスを自由に楽しみ、男性に対してドライな対応をしているななせを素敵ビッチだと音咲は思います。音咲は残念ビッチである自分の事を話して、どうしたら素敵ビッチになれるのか、ななせに質問します。それに対するななせの「私、男に執着しないし」という答えに、音咲は「それだ」と納得しました。

素敵ビッチのアドバイス

先ほどラブホで別れた男から「今から来いよ！！絶対な」とメールが音咲に来ました。メールを見た音咲は喜び、意気揚々と男の元へ向かおうとします。ですが、ななせは「もし今行っても、いいことなんかないよ」と言って、音咲を止めます。

男が来て欲しいと言ってくれていると音咲は言いますが、ななせは「その男にとってあんたが都合がいいからでしょ。ほっときな」と語気を強めます。それでも男の事を気にする音咲を、ななせは叱りました。

その時、ななせに電話がかかってきました。電話の相手は半年に1回しか会わないセフレでしたが、ななせは男と会う約束をしませんでした。「半年に1回の貴重な機会に、会わなくていいんですか！？」と音咲が聞くと、ななせは「私は今あんたといるんだよ。なんで男を優先するワケ？」と突然の連絡は断って当然と話します。

脱・残念ビッチ

ななせを置いて男の所に行こうとした音咲は、自分とななせの行動を比べて落ち込んでしまいました。しかし、男から「どうした？何かあった？」とメールで連絡が来て、音咲は「私のこと気にしてくれてるー！！」とまたもや喜びます。ななせはそんな音咲を冷ややかな目で見て、「そいつはもうブロックでいいよ」と言い放ちました。

ななせは音咲に、「そんな雑な扱いされてて、そいつとの関係に安心感とか幸せとかちゃんと感じてる？」と問いただします。「感じてません…全く…」音咲は、男に都合の良いように扱われてきたことを思い出しました。「そ・れ・な・ら！割り切って遊びで済ますべき！！」ななせは、残念ビッチを抜け出すには、男に支配されるなと音咲に力説します。

「カッコいい…。やっぱりななせさんは、素敵ビッチだと思う！！」音咲は、ななせの自由な生き方に憧れます。そして、音咲はななせに「お願いします！！脱・残念ビッチのために弟子入りさせてください！！」と土下座するのでした…。