憧れの都会暮らし

田舎から出てきた瞬はこの春から晴れて大学生。心が弾むのは大学生活への期待ばかりではありません。憧れのさつきの部屋で同居という夢のような新生活が待っているのですから。

ところがなんだか聞いていた話と様子が違います。セキュリティ万全のオートロックマンションのはずが、目の前にあるのは小さなボロアパートです。瞬が困惑しているところにさつきが帰ってきます。テンションが上がっていた瞬は、予定よりかなり早く着いてしまっていたのです。

片づけたいから待っててと言うさつきでしたが、「これから一緒に暮らすんですから気にしなくていいですよ！」と瞬は強引に入ってしまいます。

なんか話と違うんですけど

部屋に入った瞬の目の前に広がったのはゴチャゴチャしたワンルームの汚部屋。憧れのお姉さんがこんな部屋に住んでいるなんて…。瞬はショックを隠せません。

しかも親にはオートロックのマンションに住んでいると言っていたのに。もしや嘘をついてたくさん仕送りをもらい、その家賃の差額で遊び歩いているとか…？その疑問を瞬がつぶやくように口にすると、「そうよ！悪い！？」とさつきはまさかの逆ギレ。

クラブにイベント、カフェにバー、洋服代に新作コスメ…さつきの欲望は底なしです。そんなさつきにドン引きの瞬は引っ越し先が見つかれば出ていくことを決心します。さつきもそれがいい、1ヶ月ぐらい我慢して引っ越しちゃいなさい、と喜んでその提案を受け入れるのでした。

ふたりの国境はカーテン一枚

それでも当面の間は、狭いワンルームで一緒に暮らさなければなりません。さつきが取ったプライバシー対策はカーテン。それは１枚の布団の上にひかれた国境でした。22時以降はその国境は閉ざされ、越境禁止が絶対のルールだとさつきはいうのです。テレビが見られない瞬は少し面白くないのでした。

汚部屋での共同生活

こうして汚部屋での共同生活が始まりました。ところがさつきはどこまでも無防備でズボラです。風呂上りにはノーブラで、ヒモパンが普通に干されていたり、露出の高い服からはむちむちの太ももがむき出しになり、背中も丸見えです。「期限の1ヶ月まであと3日！耐えろ！俺！！」と瞬は自分に言い聞かせるのでした。

酔ったさつきと…

そんなある日、瞬が帰ると泥酔したさつきがテーブルに突っ伏して眠っていて、タンクトップの脇から乳首がちらっと見えています。瞬はどきどきしながらも自分を抑えてさつきを布団へ運びますが、酔ったさつきの顔は上気して、いつにも増して色気があります。

だけどここで手を出したら耐え忍んだ１ヶ月が水の泡、と瞬は自分に言い聞かせて眠ろうとします。しかし二人を隔てるものはカーテン１枚。この布１枚の向こうであの色っぽいさつきが眠っていると思うと、瞬は全く眠れません。股間が当然の反応を示します。さつきは泥酔しているから気づかれないだろうと、瞬はオナニーを始めます。

瞬はイキそうになり、ティッシュを取ろうとした時カーテンがめくれてしまい、下着を下したさつきと目が合ってしまいます。なんとさつきもオナニーをしていたのです。

「さつきさんも一人でシたりするんですね？」と茶化す瞬に、「人の家でそんなことするもんじゃないわよ」とさつきは言い返します。完全にキレた瞬はさつきを押し倒します。「そんなにオナニーしたいなら、俺とセックスでよくないですか？」そういって瞬はさつきの身体を愛撫していくのでした…。