超絶タイプの上司と巡り合った千皓

営業二課に配属されて3ヶ月の柳瀬千皓は、同じ部署の上司である中村幸介のことが気になって仕方ありませんでした。実は千皓はゲイで、幸介の顔も身体も最高に好みのタイプだったのです。一緒に仕事をしながらも「犯したい…」「泣かせたい…」と考えてしまう千皓。しかし幸介には女医の婚約者がいたのです。

ノンケな幸介が自分とどうにかなるわけもなく、千皓はただ幸介を遠くから見つめることしか出来ない毎日を過ごしていたのでした。

ゲイ専用のマッチングアプリで見つけた“カラダ”

理想の相手に巡り合ったのに、その相手はノンケだった。しかも女医というハイスペックな相手が婚約者だった。その事実が千皓に突き刺さり、アピールのひとつも出来ません。

どんどん性欲ばかりが膨れ上がっていったある日のこと。なんとなく見ていたゲイ専用のマッチングアプリで、千皓は見覚えのあるカラダを発見してしまいました。

「こ、この身体は…！」

その身体つきを見て思わず反応してしまう千皓でしたが、これはゲイ専用のマッチングアプリ。ノンケである幸介が登録しているはずがありません。しかし、自分があの人のボディを見間違うはずがないのです。そこに書いてあった「初心者です。お尻を弄ってくれる人募集中」という言葉に心惹かれてしまい、千皓は即座にメッセージを送ってしまうのでした…。

部屋にやってきた相手は…！？

そして約束の日。千皓がソワソワしながら待ち合わせの部屋で待っているとドアをノックする音が聞こえました。千皓は「あの人であるはずないのに」と思いながらも、なにかのミラクルで今日の相手があの人だったらと考えてしまいます。

「ごっごめんなさい　俺ゲイじゃないんですぅぅぅ！！」千皓がゆっくりとドアを開けるとそこには頭を下げている幸介の姿がありました。マッチング相手は本当に幸介だったのです。

2人の間には気まずい空気が流れ、幸介は半泣きになってしまいます。どうしてマッチングアプリに登録したのかと千皓は訊ねてみますが、幸介は理由を言おうとはしません。そんな幸介を見た千皓はちょっと脅かして白状させてやろうと企み、そのまま幸介をベッドへ押し倒してしまうのでした…。

幸介がマッチングアプリに登録した理由

勢いで幸介をベッドに押し倒した千皓。すると幸介はノンケだったら有り得ない反応を見せました。「え、開発済み…？」それに気付いた千皓は、どういうことなのか幸介に説明を求めます。

観念した幸介はようやく口を開き、自分がマッチングアプリに登録した理由を話し始めました。幸介の彼女が肛門科の女医で、自分のお尻を練習台に使われてしまい、その結果お尻での快感を教え込まれたのです。しかしその彼女に振られ、どうしようもなく疼いてしまう身体を持て余し、マッチングアプリに登録してしまったのでした。

それを聞いた千皓は、まさかの神展開に胸を躍らせるのでした。

意外にもチョロかった幸介

「それならやっぱり俺と、気持ちいいことしましょうよ」千皓はそう言いながら幸介に迫ります。しかし幸介はどうしても抵抗感が拭えない様子。すると千皓は自分がゲイだと言うことを告白し、他人にヤラれるより俺なら安心でしょ？と微笑みます。

そんな千皓の笑顔を見た幸介は意外にもあっさり千皓のことを受け入れます。「ちょ、ちょろすぎない！？」と困惑する千皓。ところが幸介が今日のプレイを想定して自分でお尻の準備までしてきたことを聞き、一気に理性が吹き飛んでしまいました。そしてそのまま2人はベッドで身体を重ねてしまうのでした…。

30日間でこの人を俺のモノにしてやる…！

挿入する気マンマンだった千皓は、幸介の身体を弄びながら徐々にスタンバイ。いよいよ挿入…というその時、幸介は驚いた表情を見せました。千皓が「あんた1人でイカせてもらってさっさと帰る気だったんですか！？」と聞くと、幸介は男に挿入されることは想定しておらず、相手のお尻も気持ちよくしてあげればいいのかと思っていたと言うのです。

「それに俺、帰るとこないし…っ」と幸介は続けて言います。なんと同棲していた今の彼女が1ヶ月後に海外赴任になり、それまで家を明け渡してしまって自分の帰る場所がないと言うのです。それを聞いた千皓は「家に住みませんか？」と幸介を勧誘。「30日間でこの人を俺のモノにしてやる…！」と勝負に出る覚悟を決めた千皓なのでした。